ハロのあとは雨? 自由研究
今日は、テレビの天気コーナーでも話題になっていましたが、ハロが見えました。
子どもを連れて公園で遊んでいると、近くにいた小学校高学年くらいの女の子が、空を指差し、「太陽の周りに虹がある。お母さんからスマホを借りて写真を撮らないと」と友達に言って、遊具から離れていきました。
ハロの認知度はある程度あるようにも思えますが、それでも子どもにとっては虹と区別がつかないことがほとんどのように感じます。
ハロが見えることで、薄雲が広がっていることに気づきやすくなります。逆に薄雲が広がっていることに気付けばハロを見つけやすくなります。どちらが先でも構いませんが、薄雲が広がることは、天気の下り坂を意味することが多いものです。
きっかけ
しかし、ハロは天気の下り坂を意味するのは本当なのでしょうか。ハロが見えた日、その翌日、翌々日に雨になることは多いのでしょうか。
調べてみる
ハロが見えた日、その翌日、翌々日に雨になるのか、実際に調べてみると面白いと思います。また、ハロを自由研究のテーマにすることで、ハロが虹ではないことを皆に知ってもらうきっかけにもなると思います。また、天気図などを使い考察してみると自由研究が深まると思います。
おまけ1(ハロで七色はなぜ?)
ハロで七色が見えるのはなぜでしょうか。家庭のダウンライト等を虫眼鏡で見ると色が分かれて見えます。と言っても直接見ると目を痛めます。また太陽を虫眼鏡で絶対に見てはいけません。目を痛めないためにも、スマホを使います。ダウンライトの真下の床にインカメの状態でスマホを置き、スマホの上で虫眼鏡を上下に動かします(レンズに焦点を作らないでください。故障の原因になるかもしれません)。するとレンズ越しにダウンライトが見えます。色々動かしていると、ダウンライトの周りに色が見えます。虫眼鏡の中心側で赤く、外側で青く見えます(ここで言う青色は七色で言えば、紫色寄りの色です)。
ダウンライトの光が虫眼鏡を通るとき、白色光に混ざっていた赤色や青色などの色が分離します。赤色は割とまっすぐ進むのに対して、青色は赤色に比べ曲がります。白色光の青色成分が虫眼鏡の外側にずれるイメージです。あるいは青色が外側から回り込んでくるイメージでしょうか。
レンズはガラスでできています。ハロが見えるとき空に浮かぶ薄雲は氷(氷晶)でできています。太陽光が氷晶を通過するときに虫眼鏡のようなはたらきをします。赤色は割とまっすぐ進むので内側に、青色は赤色に比べ曲がります。外側にずれるイメージです。あるいは青色が外側から回り込んでくるイメージでしょうか。
ただし、空に巨大な虫眼鏡がある訳ではありません。なので太陽がより明るくなることはありません。また、ハロが見えるときの氷晶の向きはバラバラです。氷晶に入る太陽光の角度もバラバラです。このばらつきが大きいため曲がり方にもばらつきができ、実際のハロでは青色側で白っぽく見えます。
おまけ2(今日のハロ)
今日は、飛行機雲がよく見えました。雲ができやすい空です。薄雲も広がりやすくなります。また、飛行機の航路に位置する場所ではハロとともに飛行機雲も映り込みやすくなります。
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