ミルクか母乳かなんて、どっちでも良かった
子どもを出産してから気づいたけれど、「母乳神話」というのがあるらしい。
「母乳で育てたい!完全母乳!(略して完母)」
「完母」とか「完ミ」とか、出産するまで知らない言葉だった。
私はぶっちゃけどちらでも良かった。自分自身が混合で育っていて、ミルクで育った人もいると聞いていたので「育てばどっちだっていいでしょ」と思っていた。
実際、出産して病院に入院していたときは、息子は母乳を飲むのが下手で、看護師さんや助産師さんを何回呼び出したかわからない。
めんどくさい産婦さんだなと思われていたと思う。
ミルクでもいいじゃんと思っていたけど、病院の方針が完全母乳だったので、母乳を出す努力はさせられた。
先生にも
「ミルクを飲すのは甘えだ」とか言われた。
流石に「甘え」はないんじゃないかと思っていたけど、こういうとき負けず嫌いな私は「クソッ」と思いながら母乳を飲ませる努力をした。(思えば、私はこの負けず嫌い精神で幾多の困難や理不尽を克服してきた気がする。)
赤ちゃんがどうしても泣き止まなければミルクを足すけど、それ以外は母乳。
ところが、ミルクが足りなかったようで、黄疸になってしまった。予定の退院日は私だけ退院して、息子は1日入院を延長して治療を受けることになった。
その時は、「やっぱりミルクいるじゃん」と思った。結局助産師さんと相談しながらミルクと混合をしばらく続けていた。
ところが、2・3か月たった辺りから、突然おっぱいを飲んだだけで息子が寝てくれるようになった。それも、日中のみならず、夜も。
準備していたミルクは捨てることが多くなり、かくして完全母乳になった。
どうしてそうなれたのか。
思い当たることは、次の3つだ。
①阿胶(e jiao)
②バランスの良い食事
③おっぱいマッサージ
①阿胶(e jiao)
以前も記事にしたが、これは本当にオススメだ。完全母乳にしたい全ての人に布教したい。しかし、日本で簡単に手に入るかわからないのが難点。Amazonにそれらしきものがあったけれど、本物かどうか怪しい。漢方のお店に行けばあるのだろうか?横浜中華街なら売ってるかも。
②バランスの良い食事
食事に関しては、ほとんど制限していない。あるとすれば、カフェインやお酒を控えているくらい。(そろそろお酒、飲みたい…!)
朝昼晩のご飯は、栄養バランスを考えて作っている。甘いものは、1日にケーキ1個~2個。母乳を出すので、二人分の食事は産後3、4か月くらいまでは平気で食べられた。
③おっぱいマッサージ
出産前に病院から指示があったのでやっていた。出産後も先生に口酸っぱく言われていたのでやっていた。母乳が詰まって乳腺炎になったときは助産師さんにやってもらったりしたけど、母乳を続けるにはとても良いと思う。私は自分でやるのはあまり上手くないので、定期的にメンテナンスをしてもらって乗り越えてきた。産院や助産院でやってもらえるはず。
体格が良さは関係ない。私は小柄で細身だ。自分でも、身体のどこに母乳溜めてるの?と不思議になるくらい小さい体つきだ。
母乳が全てとは思わない。母乳で授乳となると、他の人にお世話はあまりお願いできない。
けれど、ミルク代は節約できるし、赤ちゃんの免疫はつくし、確かに母乳のメリットは多い。
母乳で頑張りたい人の参考になればと思う。
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