【シャニ6th横浜】6年目を迎えた283プロダクションが見据えるのはこれまでの昨日ではなくこれからの明日である。

こんにちは。
シャニマス6thツアー、完走しました。
いやー、楽しかった。
大阪も横浜も、どちらも行けてよかった。
結構な頻度で様々なライブに行っている私ですが、ツアー完走は久々にやりました。
うーん、楽しい。
楽しかったことが多すぎる。
多すぎてむしろ何も覚えていないくらいには楽しすぎた。

さて。
そんな中で、何について書こう。
どれについて語ろう。
大阪については別記事で書いているので、そちらを読んでいただくとして。
さあ、横浜。
楽しかったことはたくさんありますが、語りたいことは、ひとつ。

星の声。

これですね。
話したいことは数あれど、語りたいことと言えばこれが一番。
某ちょこいと過激派のこともあるけどあっちは私が語ることではないので…おめでとう、ちむ。

正直、星の声、このライブまではそこまで刺さっていなかったんですよね。
シャニソンがリリースされるにあたって発表された曲でしたが、あまり音ゲー曲っぽくないなあ…これ音ゲーでやってもそんなに楽しくなさそうだなあ…こんな印象でした。

そしてライブ当日。
多くの方が予想していた通り、大阪公演のツバサグラビティの枠が星の声になるんじゃないかと思っていたところであのイントロ。
この時は、あー、予想当たったー、くらいの気持ちでした。
その様子を眺めながら。
アイドルたちが並ぶ。
星空のスクリーンと、夜空に上がる花火をイメージした衣装。
綺麗だな。
率直にそう思いました。

散りばめられた星の光が、
静かな夜に煌めき出した。
それは呼び合うように。

言葉が胸に沁みる。
光り輝くアイドルひとりひとりが星であり、ペンライトを振りアイドルたちを輝かせている我々もまた星であり。
違う道を生き、交わることがないプロデューサーたちがこのライブ会場では協力してアイドルたちを輝かせようとしている。
隣の人ですら顔も名前も知らないのに、想いは一緒で、同じ星空が見たくて、一心不乱にペンライトを振っている光景は、とても綺麗だと思いました。

実は、シャニマスの全体曲で歌詞が日本語だけで構成される曲はこれが初めてです。
シャニマス5周年を越え、シャニソンがリリースされ、ここをひとつの区切りとして改めて自分たち自身の言葉で気持ちを伝えたいアイドルたちの、想いが伝わってくるようでした。
アイドル界という果てのない空で、時には悩むこともあり、時には苦しむこともありながら、彼女たちはここまで来ました。
そんな彼女たちの歌う歌だから、この曲は感謝を伝えるものではなく、これから更に一歩踏み出す内容になっているのでしょうか。
5年という長いようで短い年月を経て、この場所から描くプロローグを歌っているのではないでしょうか。
それを現地で聴いてようやく認識しました。
浅い。
浅すぎる。
直接伝えてもらわないとそれに気が付くことができないなんて。
ただ、直接伝えてもらって初めてわかることもあるのだと。
知りました。
これが、彼女たちから私たちへ贈られたメッセージ。
ここまでありがとうではなく、ここからまた走り出す。
私たちがアイドルを引っ張っていると思ったら、いつの間にかアイドルたちに手を引いてもらっていたのかもしれない。
いや、この表現は正しくない。
283プロダクションは、アイドルとプロデューサー、二人三脚で作り上げる物語。

ステージでアイドルが歌う。
客席でプロデューサーがペンライトを振る。
会場に紙吹雪が舞い、レーザーの光が反射し、会場全体でひとつの星空を作り上げた。
これは紛れもなく私たち全員で作り上げた星空だ。
この星空を、私は誇りに思いたい。
そして曲の終わり、大サビで焚かれるウルトラオレンジ。
星空が夜明けを迎える。
宴の終わり。
また次の空へと繋がっていく。
次のプロデュース、そう、Pカップだ。

とても考えさせられることの多かった1曲でした。
これが5thライブを経た彼女たちが出した答えなのでしょう。
私は、アイドルマスターシャイニーカラーズのそういうところが嫌いだし、そういうところが好きです。
そして、今後も狂わされていくのだと思います。
この星空が、遠く、広がっていくことを信じて。

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