楽しかった思い出をよりよくする秘密。

なんで休み取ってくれなかったの、、、。
数週間前の自分を恨みながらしぶしぶ起き上がる午前6時。

いつも朝は嫌いだ。布団から出るという信じられない行為をしないといけないから。
ただ、今日はそれだけじゃない。旅行から帰ってきてしまったという事実と、余裕だと思っていたのに筋肉痛になっていた自分の貧弱さを思い知らされた。

毎朝日課の準備時間ギリギリまで寝るカツオ式。サザエさんが怒鳴りに来る時間よりも寝てしまった自信はある。粘りすぎてろくに準備出来なかった。

昨日までの優雅な時間の流れは嘘かのように残酷なまでの速さで進む時計。鞄に必要最低限の荷物、お腹には何も入れることは出来ず勢いよく家を出る。



道中。見慣れ過ぎた景色。それが逆に新鮮で少し驚いた。

帰ってきたんだ。

寝起きのままの頭はまだ使い物にならない。眠気を振り切り、理不尽さを乗り切り、現実を戦わなければ。

ただ、この気持ちがあるから、日常があるから、非日常があり、より輝くと思うと少し悪くない気がした。
あの幸せな思い出をより幸せにするために、今日も頑張る。

今度の旅行の次の日は絶対休むと誓って。



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