見出し画像

大人になるのも、いいもんだ


むかしから 職場とか 学校の 
いわゆる「おひるの時間」が、苦手な人だった。


男の人には わからないかもしれないけど、
「女の子 グループ」というものに、
「属せず・なじめない」人間 だったから。


一人でいる事を、
孤立や孤独だと 考えて、
自分から、みじめな気持ちに ひたってた


人と  一緒にいたい のは、
仲良くなりたいとか、話を聞きたいとか じゃなくって

自分が ひとりでいるように「見えない」ために

そう したかったのだ。


がんばって  グループに属してみても、

「人の話を 聞く事」より
じぶんが周りに「どう思われているか?」に
ばかり 注意が向いて、常に びくびくしてた

まあ、いわゆる 「自意識過剰」なんだけど

****************************************************
私は、緊張感から、
「ずっと、しゃべり続ける」タイプだったから

話すっていうより、
人を笑わせたり、自虐的に 笑われたりして

・敵意は ないんだよって、証明したり、

・反応をもらう事で、
受け入れられている って 思いたくて


そうやって

話すっていうより、
じぶんが安心するために 会話を続けてしまう。


会話の間(ま) が、 怖くってたまらなくって

それを 一生懸命 埋めようとしてたんだ


シーンとした「間」が おとずれると、


周りが どう思っているか? の
「疑心暗鬼のスタートボタン」を
押されたように 感じて

それを 一生懸命 話題を考えて 
埋めようとしてたんだ

ただ、安心したくって しゃべり続けた


************************************************
お昼にね、ウチの職場では
控室で、テーブルを囲むみたいに
椅子が並べてあって、
みんなが そこで ご飯を食べる


最初のうち、頭を抱えたよね
だって、人との距離が 近いんだもん


異動してきて、「はじめまして」で
お昼休みの一時間 結構ずっと 近くにいる

緊張が もたない、、
あぁ、わたしが 一息つける場所は どこに?


そんな 心境でした。


でもね、意外と 大丈夫だったの。
何というか、「干渉しない」人達だった

なぞに
仲良くしよう! とか しない
仲良くしなきゃ! でもない

みんな マイペース
みんな ひとり

喫茶店か?って 言うくらい
ただ、一緒に そこにいるだけ

何か 話さなきゃ と 思う事もなく
話たきゃ、話して

眠たければ、眠ってるし、
スマホで、何かやってたり、
テレビの画面を 見ていたり
回覧や 雑誌をパラパラ


思い思いに じぶんの時間をすごす


みんな、そこに居るだけで
そんなに、「人に合せよう」って
してなかったんだよね


逆に それが、

居心地が よくて
無理せず いられて

自分を おびやかされずに
安心して いられる事だった

********************************************************

今 考えてみても、
やっぱり 学生時代は そうするしかなかったし

社会人になってからも、長らく
人と馴染む方法が わからなかったけど


今では、なんでそんなに
じぶんが 脅かされていたのか わからない。

人と 気負わずに 話せるようになったからか
職場の そういう風土(環境)のせいか
人生のタイミングなのか
そんな事より、もっと考える事が ふえたせいか


わからないけど、
気がついたら、そういうの どうでもよくなってた


大人になるのも「いいもん」なのかも













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?