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DMZツアー②〜望遠鏡で北朝鮮の人が歩いているのを見た〜

こんにちは、マイラーです。北朝鮮近くまで行けるDMZツアーの記録続きです。
1はこちらから読めます↓


ゴンドラに乗る

ガイドさんに、10時20分にゴンドラに乗りますとのアナウンスがあり、それまで自由時間でした。

この建物の中には韓国料理やイタリアンのレストラン、売店があります。

といっても、他にも見てみたいものがあったり、トイレに行ったりするとレストランに入る時間もありませんでした。

ゴンドラ乗り場へ向かいます。

高麗人参がお出迎えです。

到着後、観光スポットは2個所。一つ目写真パネルの展示。

展示を見るのに20〜30分ぐらい。

ポップでネオンな入り口

展望台で40分ぐらい。

もう一つは展望台で、北朝鮮地区が見えます。

右の深緑側が北朝鮮。
越境防止標識板。
牛1000頭が渡った橋。

正直ここは行かなくても良かった気がする。ガイドさんによる解説もなく、見どころがイマイチよく分からない。めちゃくちゃ坂が急なのに、坂を上がらなければどちらも見に行けない。おじいちゃん、おばあちゃん達は本当に大変そうでした。


江華島平和展望台から北を見る

またバスに2時間乗って、今度は北朝鮮に最も近い展望台へ行きます。

途中でチョコパイを貰いました。
Googleマップの現在地。本当に来たんだなと実感しました。

軍隊の話

この地域は、民間人統制区域とされており、バスが通る際には軍隊の人が立っていました。ガイドさんによると、受付に立っている人は海兵隊に所属する22〜23歳の若者とのこと。海兵隊は訓練が最も厳しい部門なんだとか。

韓国の兵役は男性が義務で1年半。しかし北朝鮮は男性が10年で、女性は5年なんだとか。「若い時の、1番良い時の大半が軍隊なんですよね…」としみじみ語るガイドさん。統一すれば兵役が無くなるのかは断言できませんが、確かに10年は長すぎる。

韓国の国花に指定されているらしい。
北朝鮮のポスター①
北朝鮮のポスター②

統一に向けた歩み寄りの話

休戦協定が結ばれてから70年の間に韓国と北朝鮮の間で30分の時間差が生まれてしまったそう。北朝鮮が韓国に合わせて調節し直したそうです。
統一を願う手紙を書いて吊るしてある。
展示ホールに入ります。
これは、もし北朝鮮と韓国が統一したらという説明。

それまではお互いに相手国を批判する放送を流していたそうですが、2018年の文在寅大統領時にそれを統一に向けて放送を禁止にしたそうです。せっかく歩み寄ったのに、また対立が深まってきており、「北朝鮮は予想ができない、我儘で勝手」とガイドさん。ここまでハッキリ外国人に言ってもいいのかと思いつつ、韓国人へ北朝鮮についてどう思うか、なんて聞きづらいのでこのような本音を聞けて良かったです。

北緯38度線での分割にも面積にも差があり、北朝鮮側は朝鮮半島総面積の55%、韓国は45%とのこと。北朝鮮はその分資源も豊富だとガイドさんが言っていました。
北朝鮮まで川でたった1.8km。愛の不時着では、この距離を飛んで超えていった設定。
500Wで3分間、望遠鏡が使用できます。両替機もあったので、ぜひ見てみてください。望遠鏡を持参して来ている方もいました。

望遠鏡で見てみた感想

<人>
人が歩いているのが見えました。はっきりとは見えませんでしたが、おそらく男性で、畑仕事しているのでしょうか。ひょろっとした感じだが、よぼよぼしている訳でもなく、シャキッとしてしっかり歩いていました。

<町の様子>
でっかいソーラーパネルみたいな白い看板が6~7枚並んであったんですが、何か書いているかまで分かりませんでした。

全体的に家が大きく、一軒家は固まって集落っぽくなっています。一軒家の屋根はオレンジで壁は白でした。土の色と同じでした。
また、アパートらしきものもありました。多分4〜5階建です。向こうは田舎だなぁと思いつつ、そりゃあこんな国の最南端だとこんなもんか、韓国の最北端もビル立ってないし、地下鉄も通ってないし、ここだけ見て国の発展具合を語るのは難しい。

あと、白い鳥が飛んでいました。結構デカかった。

15時頃、明洞駅に到着しました。

終わりに

朝鮮戦争の歴史を伝えるというのがおそらくこのツアーの本来の目的だと思われますが、実際には北朝鮮をなんとかして見てみるツアーだと感じました。望遠鏡で相手をこっそり覗いてみるなんて変態だし、北朝鮮を動物園の中にいる動物みたいに考えているのではないかと、思ってしまいました。

私にとって北朝鮮は謎に満ちた国で、そこに住む人々や街並みを見てみたいという好奇心はやはり抗えませんでした。
以上がDMZツアーの記録です。お疲れ様でした。

韓国旅行3日目へ続く〜

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