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初忍ミュに向けて

ミュージカル忍たま乱太郎、通称「忍ミュ」の、第14弾初演に行った記録。

忍ミュ自体初めて観劇したので、観劇前の心境についてメモしておこうと思う。
この記事はほぼ日記です。



公演2日前の26日に急遽、念願の忍ミュチケットを取った。実は25日に観劇した友人から「めっちゃ良かった!!!!!!!!」の怒涛のLINEを受け取っていたので、初観劇日が6/2(=東京千秋楽日)だった私はどうしても今観たくなってしまったのだ。

第14弾初演の発表があってから、私は過去作品を観る機会があったので一時期は1日忍ミュづくしの日もあった。やがて第14弾の稽古が始まると、キャストさんのSNS投稿が流れてくるようになる。

そして出会ったこの投稿。


………え?笑顔素敵すぎない??
いいねもブックマークも速攻でするほど眩しい笑顔に射抜かれて、「絶対この人の笑顔を生でみたい!!」と心に決める。

この投稿をきっかけに、私はみるみるキャストさんへの興味が湧き出てきて、さらなる楽しみが生まれていった。

私の第14弾のモチベは、目の前で繰り広げられるであろう五年生対六年生の真剣勝負(殺陣)、山田先生と土井先生、六年生キャスト(私が観た作品とほぼ同じキャストさんだったので。)、そして佐藤智広さんを生で観ることにあった。佐藤智広さんは、歌が安定していて台詞も聞きやすく、なにより見た目が勘右衛門だったので気になっていた。勘右衛門は五年生の中で当時1番好きだった(そして今も好きな)キャラクターである。

しかし稽古日が過ぎていくにしたがって、五年生キャストの仲の良さを嗅ぎとった私は他の五年生キャストさんにも手をのばすようになった。特に久下恭平さんの忍ミュ愛、五年生愛を感じる投稿から、気づくと彼に興味を持つようになった。

投稿全部のリンクを貼りたいぐらい久下さんの投稿が好きです。

さて、このように私はキャストさんに会いたい気持ちが割と濃くあったから、26日に曇鬼役の開沼豊さんの怪我による休演が発表されたとき、「私の観劇日までに何が起こるか分からないなら、今のうちに観ておきたい」と強く思うようになった。

そういう訳で28日のチケットを一般販売で購入したのである。

5/28といえば台風1号の影響で、東京はちょうど観劇後に雨風がピークをむかえる予報だった。そのためか、私が一般で取ったのちにイープラスを見ると、キャンセルで戻りがめっちゃ出ていた。(絶対このときに取った方が席は前のほうだったと思う…)


前日の夜中にチケットを発券した。
座席は、予想を裏切らずZ列だった。
初めての忍ミュでZ列、つまり最後列。
心配だったけれど、SNSでGロッソは最後列も観やすいというポストがかなりあったのでそこは安心した。顔の判別やハイタッチは気になったけれど…
(最後列までキャストさんが来てくれたという投稿も見つけて、密かに期待していた)



観劇日当日。
気圧のためか帰りの不安からか、会場への電車に乗りながら胸が変にドキドキして、「行くな」と誰かに言われているような気がした。

自分の直感を信じろ、とよく耳にする言葉を思い出して引き返そうかと思ったり、「いや何とかなるだろう」と希望的観測を持ってみたり、それを繰り返すうちに水道橋駅に着いた。

雨がひどい場合に備えて、Gロッソから1番近い都営三田線の水道橋駅で下車。
A5出口を出て直進後すぐ左に曲がるとなにやら人だかりがあり、そこがGロッソだった。

雨は降っていなかった!

特に待ち合わせも無いし開演15分前だったのですぐに入場するとスタッフさんが元気かつ手慣れた様子で対応してくださり心地よかった。

会場に入った瞬間腹を括ったうえ、帰りを共にする仲間が席を埋めていたのもあり、ひどく安心して、落ち着いて舞台を眺めることができた。あと、会場に入った瞬間に涼しくて凛とした空気に変わったのだけど、忍術学園の正門のプロジェクションマッピングやそれを映し出す真直ぐな光、馬の蹄の音と鳥のさえずりが合わさって「いよいよ来てしまった…!!」と不安よりも楽しみでたまらなかった。

最後列なのにめちゃめちゃ見やすい。

傾斜が急で、人の頭に被ることなく隅から隅まで見渡せるのは観劇において本当に重要だ。しかも、忍ミュは2階3階レベルの舞台装置があるので、役者さんがちょうど目線の高さにいるときがあるのが嬉しかった。最後列なのに!!

隣の方と挨拶をしたり音に耳をすませたり、双眼鏡とハンカチの準備をしたり、のど飴を口に含んだりしていると、乱きりしんのアナウンスがあった。
いよいよ第14弾初演の開幕である。


こうして私は「あぁ来て良かった」と心から思う公演を観ることになるのでした。


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