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熱海観光②(行ってきたよ!編)

こちらの記事の続きです。


今回の旅の概要はこちら↓


熱海駅に到着!
思ったより人(特に若者)が多かった。

まずはMOA美術館を目指す…のだがここでまず迷子になりかけに。
初めはバス代節約のため徒歩で行こうと、地図アプリも入れていない中、駅前の地図と勘を頼りにウロウロ…(プチ迷子)。だがトンネルをくぐると目の前に急な上り坂が出現したので、さすがに「これは無理だ。迷子になったらおしまいだ」と思い、駅に引き返した。
(すぐにこれがナイス判断だったと気づくことになる)

駅で美術館に行くバスに乗る。
8番線で、運賃(200円)は降車時に支払う。
美術館に行く人でいっぱいになったけど、私は何とか座ることができた。

坂!!角度!!
斜め45度くらいなんじゃ?と思うほどの急勾配を、どんどん上っていく。途中に幼稚園があったけど、この坂を上って毎日登園するのだろうか…。足腰が鍛えられそう。
バスの中はもっぱら坂についての会話が飛び交っていて、全く知らない人が同じ空間で同じ話題をしているのが面白くて不思議だった。

10:55ごろに到着!!
当日券の列に並び、傘を預け(この時は小雨だった)いよいよ入館した。

エスカレーターをいくつか上ってついに見えてきたのが…

あれはインスタでみたやつだ!
鮮やか〜っ

撮影スポットもあったけど長蛇の列が出来ていたので並ぶのはやめて、椅子があったのでそこに座って堪能した。

企画展、黄金の茶室を見てお手洗いを済ませたのちに美術館を探索する。

ここをくだると…
海が見渡せる!
熱海城も見えたよ
最前で

ズボンの裾が雨でびちょびちょになったけどリフレッシュできて満足した。晴れた日の眺めも見てみたいからまた行きたい。

建物内に戻りここでお昼をとることに。カフェは混んでいそうだったので、すこし歩いた茶の庭にあるお蕎麦屋さんへ。

風情のある店構え。ワクワク。

お昼時だったけど5分~10分待っただけで中に入ることができた。
町のお蕎麦屋さんのような温かい空間のお店で、雨も降っていたのでほっと一息つけるこんなお店はすごくありがたかった。

長テーブルに通され、温かいそば茶をいただく。
そば三昧(とろろ、温泉卵、小天)を注文した。どれも美味しかった。天ぷらが好物なので大にしてもよかったかな。そば三昧の他にも、かけとろろやさくらえびのかき揚げ、ゴボウの天ぷらもあり(お腹が鳴る…)、これ目当てでまた来るひともいそうだなと思った。美味しかったなあ…

あたたかさが沁みるそば湯も提供してくださり、内側から元気になった状態でお店を後にした。ごちそうさまでした。

大満足
この筆で書かれたメニュー表が大好き


お店のある茶の庭には、尾形光琳が設計した「光琳屋敷」の復元された建物があるので、屋敷内には上がれなかったが周りを一周して外から見学した。
竹の雨どいから雨が漏れていたり、落ちた水で砂利を敷いた地面に水たまりができていたり、雨戸が湿っていたり。裏庭から覗く屋敷や、表通りから離れた細い裏の通路とか、だれかの生活が雨で溶けだしている空間に、とてもときめいた。路地裏とか、建物と建物の間のほっそ~い隙間とか、そういう空間が好き。

土間からの眺め
茶の庭へ向かう道に咲いていた
きれいだ


本館にもどりまたお手洗いをすませ、人の間を縫って出口へ。
ちょっと迷子になったけど、出口に向かっている様子の団体について行き、なんとか出口にたどりつくことができた。そういえば途中エレベーターに乗るときにすれ違った青年が、おじいさま(おばあさまだったっけ)と思われる方を優しく支えていて好青年だったなあ…。

色の組み合わせがかわいい。
黄色になると一気に外の世界に戻る感覚になる。

MOA美術館公式サイト↓

https://www.moaart.or.jp

https://www.moaart.or.jp/events/%E5%85%89%E7%90%B3%E5%B1%8B%E6%95%B7%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC/


13:40ごろに美術館を出て再び熱海駅へ。

その後、旧日向別邸(お休み)の入り口まで→海峯楼の前を通って高台を一周し、熱海駅に。

何度も私のトイレ事情を書いていて申し訳ないが、そば湯が美味しくてかなり飲んだからか急にトイレに行きたくなり、熱海駅に隣接するラスカ熱海に行った。雨が酷くなっていたし熱海駅前も人が増えていたので当たり前だが、トイレには10人くらい人が並んでいたので参考までに。

ラスカ熱海はお土産ショップが充実していたので、帰りにこちらに寄ってお土産を買うのもありだ。荷物を増やして雨の中観光するのは大変だと思う。
(私は道中に買ったので大変でした)

平和通りでお土産の候補であった温泉まんじゅうを確認した後、起雲閣へ。
…と思ったけどその道中で来宮神社の看板を見つけ心が揺れ動いた。
起雲閣の入館は16:30までで、私は起雲閣は絶対に行きたかった。これで来宮神社に行って起雲閣に行けなくなるのはなあ…とかなり迷って、文字通り右往左往したけれど、看板の「本州1位の巨樹」「国指定天然記念物」「徒歩8分」の文句があまりにも魅力的だったので来宮神社に行くことにした。

道なりに歩いていくと、トンネルの向こうに神社入り口を発見。午後だし雨が降っているしで正直参詣するのを躊躇った。ライトアップされていて美しかったが「異世界」感が強くしばらく様子見。
すると同じ年代の女性2人が神社に入っていったので、えいや!と私も参詣する決心をした。

本殿でお参りしたのち、大楠を拝見しにさらに奥へ。その道が幻想的でとても美しかった。

しっとりしている

大楠は、幹がとても太く高く、そして静かだった。晴れた日にいったらさらに圧倒されるのだろうなぁと思ったが、雨の中で静謐に存在するすがたにも別の力があるのだろう。ずっとそこにいたいくらいだった。

帰りに、参集殿でひと息ついて来宮神社をあとにした。


起雲閣は、入館は16:30までなので急ぐ!

とりあえずまずは坂を下らなきゃいけないので、福道町交差点で左折。そして下るくだる。

恋人坂だって
ハッ


案内板に従って歩いていくとついに…!

着いた〜!!

入館料600円を支払って、雨で濡れた紙袋(道中で買ったお土産)を預けて見学へ。

最初の麒麟の間ではガイドさんが建物の歴史や所有した人物、窓ガラスや壁の色、庭の石についてなどを教えてくださった。
窓ガラスは大正ガラスといって、水面のようにゆらいでみえるのが特徴で、現在では製造されていないとのこと。そのため、窓ガラスを割ってしまった箇所は景色のゆらぎがあるなしで分かるらしい!なるほど…。誤って割ってしまわないように見学しなきゃね。

ときめき①
ときめき②
ときめき③

旅館として使われた建物では、お部屋はもちろんのこと、英会話マニュアルみたいな資料も見ることができて楽しかった。
現在は旅館ではないけれど、旅館特有の匂いもしていて不思議だった。

ここでは家族や友達で来ている人も多くいた。趣味の合う友達とここに来たら楽しいだろうな〜。

雨の日に来て良かった

お世話になりました!


さて、最後はモンブランへ。
最後の最後でまた道に迷ったけどなんとかギリギリに着くことができた。商店街から少し脇道に入ったところにあった。

谷崎潤一郎が愛したというお目当てのモカロールケーキは流石に売り切れていたので、栗のショートケーキを。時間が時間なので店内で食べれるかダメ元で伺ったらなんと快諾してくださり、しかも熱海のお水とクッキーまでお出ししていただいた!!とても美味しかったです😭

甘い生クリームは苦手だけど、この栗のショートケーキは甘すぎず、すっきりとした甘さでぺろりと平らげてしまった。そのことをお伝えすると、質の良い生クリームを使用しているとのこと。
他にも、どこから来たのかとか、どこを観光したのか(熱海は見るところないでしょうとおっしゃっていたけど、見どころばかりですよ!!)などたくさんお話しできた。
中でも驚いたのは、あのMOA美術館への坂を生活の中で往復していたことや、熱海は漁港ではないので海鮮なら別の港町へ行ったほうがいいよ〜という、地元の方ならではのお話で、そういうお話が聞けたのはとても嬉しかったし楽しかった。

熱海に来たときはまた必ず寄ります。
帰り際に、お誕生日用のクッキーもおまけでくださってありがとうございました。

長く愛される理由が分かりました。
ご馳走様でした。
あ〜来れてよかった!!


身も心も温かいまま熱海駅へ向かう。

好きだなぁ
この道って…と思っていたら
やっぱりそうだった。
再会

温泉の湯気がたちのぼる温泉宿に寄り道したりレトロな看板を見つけたり、熱海の街の雰囲気にひたりながら熱海駅に到着。

ネコの舌は駅前第一ビルで買うつもりだったけど、16時までであることを調べ忘れて買えなかった…。ネコの舌を買いたい方はご注意くださいね。



熱海旅行、とても充実した楽しい時間だった。
熱海にある文化財、観光地はもちろんのこと、それに加えて温かい人たちと出会えたことが幸運だったと思う。
旅行は正直、出会った人によって満足度が変わると思う。だから、起雲閣の受付の方、説明の方、モンブランの店主さん…。素敵な方々に出会えてありがたかった。

雨の熱海。情緒があって人の温もりが沁みた。

次は晴れた日に熱海に行ってみたい。

伊豆山神社や熱海城、旧日向別邸、ACAO FOREST。まだまだ行きたい場所が残っている。そして、モンブランや起雲閣、来宮神社などもう一度行きたい場所もある。

熱海。
次はいつ行けるかな。

またね

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