「問題」は問題にしないと問題ではなくなる の巻
最近色んな場面で自分がやってることを抽象化して一言で言うと、「問題解決」に尽きるなと思ってます。
今回はその中で気づいた話を言語化してみます。
「そもそも問題って何なんですか?」
そう言われた時に、あなたの頭の中にスパッと答えがでるでしょうか?
例え話です。
今日体重計に乗ったら、70キロを指していました。
これは問題でしょうか?
答えは、これだけでは問題とは言えない(判断できない)です。
問題は、一言で言うと
理想と現実のギャップ です。
標準体重であることが理想と仮定する場合、
身長が180センチの男性からしたら、71キロが標準なので概ね問題はないでしょう。
しかし、僕の場合はやや問題です。
165センチの僕は標準体重59キロなので肥満です。
こんな感じで、一概に一つの事実だけでは、問題と言い切れないことが多いんですよね。
しかしこの「問題」に見える事実に近い人ほど、その判断を見誤りがちです。(自分もその傾向があるので反省。。)
自分では問題だ!と思っていても、他人から見ると全く優先順位が低くて問題にならないことは、よくあります。
「問題」を問題と認識させる大切さ
ここで、大切なのはいかに「(自分が問題と感じている)問題」を問題だと認識させるか です。
そのためにまずやることは、「問題」が問題である前提を関係者に周知し、同意を得ることだと思います。
先程の体重の例だと、標準体重であることが理想である と言うことをしっかり納得してもらうことですね。
このステップを飛ばすといくら高度な問題解決施策を行なったとしても、最後に「何でこんなことしてたんだっけ?」と全ての労力が無に帰します(꒪д꒪)
危機管理能力が高い人ほど、「問題」に見えることを指摘することは得意なようですが、一方で「問題」を問題と認識させる根回しをしていないことも多いなと感じます。
わかりやすい話は、イソップ童話の嘘をつく子供 です。
このお話で発生している問題は、村にオオカミがやってくるという村の羊の命に関わる大問題です。
しかし、主人公はオトナたちにこの「問題」を問題と認識させることに失敗しました。
そのため、主人公は問題解決の鍵となるオトナたちを適切に巻き込めず、敢えなく問題解決に至らず羊が全滅。。
という、この童話は、問題解決しくじり物語なのです。
現実では、そんなことにならないようにキチンと「問題」を問題と関係者に認識させてから、解決施策を進めることを意識していきたいものです( ◠‿◠ )
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