~授乳で気分が悪くなる人必見!~知ってほしい D-MER
こんにちは。年子ママのなぎです。🌸
今日は「D-MER」というテーマについて、
一人のママとしての経験を
交えながらお話ししたいと思います。
なぜこの記事を書こうと思ったか
私自身、第2子の時にD-MERを経験しました。
でも当時は「これって私だけ?」
「なんでこんな気持ちになるの?」と
誰にも相談できず、一人で悩んでいました。
この記事を読んでくださっているあなたも、
もしかしたら同じような思いを
抱えているかもしれません。
その気持ち、とてもよく分かります。
あなたは決して一人じゃありません。
D-MERって何?
D-MERは「Dysphoric Milk Ejection Reflex」の略で、
日本語では「射乳反射性気分不快症」と呼ばれています。
授乳中や搾乳中に、
急に強い負の感情が襲ってくる現象のこと。
これは立派な医学的症状なんです。
どんな感情を感じるの?
人によって様々ですが、よくある症状として
強い不安感
突然の落ち込み
理由のない焦り
漠然とした不快感
イライラ感
孤独感
空虚感
などが報告されています。
大切なのは、これは決して
あなたの育児の仕方や考え方の問題ではない
ということ。
D-MERの特徴
1. いつ起こるの?
主に以下のようなタイミングで起こります
授乳開始直前
射乳反射のタイミング
搾乳時
自然に母乳が出るとき
2. どのくらい続くの?
個人差がありますが
数秒~数分程度が一般的
授乳が終われば自然に改善
産後数ヶ月で徐々に軽減することも
3. どのくらいの人が経験するの?
正確な統計はありませんが、
研究では授乳中のママの約10%が
経験していると言われています。
ただし、理解が広まっていないため、
実際にはもっと多くの方が
経験している可能性があります。
私の体験談
最初の気づき
第2子を出産後、
母乳で育てたのは3か月だけでした。
母乳の分泌が悪かったわけではありません。
当時の私は、
一人目を混合で育てた過去があり
「二人目は完母で育てたい」
と強く思っていました。
いざ生まれてくると
可愛くて仕方がない我が子。
お産が比較的軽かったこともあり
産後は幸せであふれていました。
でも、授乳の時は違いました。
授乳のたびに
ぞわぞわと湧き上がる嫌悪感。
イライラが募り、
授乳がとてつもないストレスに感じていました。
赤ちゃんへの愛情はあるのに、
なんで?
授乳を続けられず
ミルクに頼るようになりました。
ミルクに頼るほど母乳の分泌が悪くなり
「ああ、もう完母には戻れないんだな」
と悟りました。
「母親失格かも」と深く落ち込み
周りには打ち明けられず、
「幸せなはずなのに、母親失格かも」
と罪悪感でいっぱいでした。
ミルクでも栄養面で母乳に劣ることはありません。
でも、母乳を善とする日本の文化に影響され
赤ちゃんに対しての根拠のない罪悪感があり
一人で落ち込んでいました。
転機となった出会い
ある日、Instagramの投稿で
D-MERという言葉を知りました。
「あ、これだったんだ・・・!」
「私だけじゃなかったんだ!」
その時の道が開けたような安堵感は
今でも忘れられません。
なぜD-MERは起こるの?
ホルモンバランスの変化
射乳反射時に、通常はドーパミンが
一時的に低下します。
D-MERの場合、この低下が
より急激に起こるため、
強い不快感を感じると考えられています。
つまり、これは
意志の力ではコントロールできない、
体の自然な反応。
医学的に説明できる現象なんです。
D-MERと上手く付き合うためのヒント
1. 知識を味方につける
まずは理解することから
これは れっきとした医学的症で
あなたのせいではありません。
自分のせいではないとわかるだけで
心が軽くなりませんか?
2. 環境作り
効果があるかないかは個人の差があります。
大切なのは
できることはやった
というあなたの気持ちづくり。
後悔を残すのはあなたのためにも
よくありません。
だから一通り試してみませんか?
リラックスできる場所の確保
心地よい音楽や香り
温かい飲み物の準備
スマホなど、気を紛らわせるものを用意
3. セルフケア
試してみてほしいことは、
深呼吸
好きな音楽を聴く
アロマテラピー
温かい飲み物を飲む
気持ちを書き出す
できる範囲でやってみて
D-MERが改善すればラッキー程度に思っておきましょう。
4. 話を聞いてもらう
心強い味方になってくれる人を作るのもいいですね。
人に話すと、気持ちが少し楽になりますよ😊
パートナー
家族
助産師
母乳育児相談員
ママ友
オンラインコミュニティ
特にママ友やオンラインコミュニティには
同じ症状に悩まされている方が
いるかもしれませんね。
あなたや私と同じように
D-MERの症状を
一人で抱え込んでいる可能性が高いです。
周囲の方へのお願い
家族の方へ(特にパートナー)
D-MERで苦しんでいるママの
気持ちを受け止めてあげてください。
彼女たちには「寄り添ってくれる存在」
が必要です。
絶対に主観で否定なんてしないでください。
産後の心が傷つきます。
最後に、あなたへのメッセージ
D-MERの症状に苦しんでいるあなたへ。
あなたは決して一人じゃありません。
これはあなたの責任でも、
母親失格でもありません。
この気持ち、必ず乗り越えられます。
そして、あなたは毎日頑張っていて
素晴らしい女性です。
周りには必ずあなたの味方が
いますし
私も必ずあなたの味方です。
あなたとあなたの家族の幸せな日々を、
心から願っています。🌈
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