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事故物件巡りの話【第4話 終の棲家 ④】

事務所に戻った埃まみれの俺を見て、田澤親分は唖然としていた。
施工管理課の親分のシマで今回の顛末を話したら、親分は目を閉じ天を仰いだ。
その後、クソ怒られた。苦笑

親分「だから言うたやろが!!
   無茶しおってからに!!
   お前それ、俗にいうあっちに連れ去ろう
   とされとるやつやないか!
   ほんま、大事ないか?」

いや、親分、ここ喫煙室じゃないよ。苦笑
みんな心配そうに聞いてるし。(北原はいないけど。)
ただ、怒られてはいるんだけどすごい温かかった。
親分、ほんとに心配してくれてる。
これが生きているってことなんだなと感じた俺は自然と笑みがこぼれた。

親分「なに笑ろとんねん!
   お前ほんまに大丈夫か?
   こっちの方、戻ってこれてるか?」

俺 「あぁ、すんません。笑
   なんか親分に怒られてたら、
   生きてるなぁって。
   ほんま何かしんどかったですわ。
   息ができん感じやったし。」

親分「それは・・追体験させられたん
   ちゃうか?
   あそこ、練炭自殺やろ。
   一酸化炭素中毒死って気が付く前に
   意識なくすとはいうが、助かった人の
   話とかではいろんな幻覚症状が
   出るらしいからな。」

俺 「あぁ、それでか。
   あと、甘い匂いしたんですよ。」

親分「一酸化炭素は無味無臭やからなぁ。
   何でかなぁ。」

俺 「多分、焼き菓子の匂いですね、あれは。
   バターとかヴァニラエッセンスの匂いが
   しました。」

「え?!」

親分と俺が話している後ろで声がした。
物件の鍵などを管理している中野さんだった。
いつもあの物件の鍵を借りるとき、一本だけ貸してくれてたあの人である。

親分「なんや中野ちゃん、どしたんや?」

中野「いや、今、桑津さんが焼き菓子の
   匂いがしたって。」

親分「あれ、それも合うとるんか。。
   中野さんな、前の部署絡みで
   自殺しはった子のこと、
   よう知ってんねん。
   そやんな?」

中野「ええ、まぁ。」

中野さんが亡くなった奥さんのことを少し話してくれた。
あの物件が建てられたとき、中野さんは親会社の方にいた。
主に新築されたお客様の対応だけをする部署にいたのだ。
うちの会社はほんとそういうことがうまい。そういうとこには金も惜しげなく掛ける。
中野さんがその部署にいるときに、あの物件が建てられることになり、亡くなった奥さんのためだけの担当として建築前から様々な相談に乗ったそうだ。

全てのお客様にコンシェルジュのような人員が付くわけではないが、その方は大株主で大地主の娘さんだったのでVIP中のVIPだったわけで、中野さんもかなり緊張して接していたとのこと。
ただその奥さんは俗にいう地主のわがまま娘などではまったくなく、性格も非常に良く、困らされたことはなかったそうだ。
それどころか、よくしてくれる中野さんにかなり感謝していたとのことで、家が出来上がってからは、何度もお呼ばれされたそうだ。
その時に、お盆いっぱいに載せられた焼き菓子を食べたそうだ。
それでさっき、俺が焼き菓子の匂いがした、といった瞬間、思わず声が出たと。

中野「その時に出された焼き菓子がおいしくて。
   そこらへんのパティスリー顔負け
   でしたね。
   フィナンシェ、良いバターの匂いがして、
   おいしかったですよ。
   志穂さんがあんなことになって、
   私がもっと親身に接していれば、
   彼女の苦悩をもっと聞いてあげれば、
   あんなことにならなかったんじゃ
   ないかって。
   私もかなり落ち込んでしまって。」

親分「中野ちゃん、それは違うわ。
   俺らは何でも屋やないねん。
   あくまでもええ家を提供するだけや。
   どう住むかっちゅうことまでは、
   提供できん。」

中野「志穂さん担当のコンシェルジュなのに、
   あんなことになって。
   会社的には何の御咎めもなかったん
   ですよ。
   それだけでなく事件の後、部署に突然、
   会長が現れて、

   『中野さん、あなたは悪くない。
    まったく気になさらないでください。
    これからもしっかりと御仕事を
    なさってください。』

   ってねぎらいに来て下さったくらい。」

あぁ、うちの会長ならしそうだなと。
滅多に見ることはないけど、神出鬼没で現れる。

中野「でもね、さすがにもうコンシェルジュの
   仕事は怖くなってしまって。
   そこで異動願を出してこっちの
   会社のこの部署にいさせてもらう
   ことになって。
   親分には異動してきた当時から
   本当に良くしていただいてます。」

俺 「ということは、今回俺があの物件調査
   に行くのを複雑な気持ちで見送って
   いてくれたわけですね。」

中野「はい。黙っててごめんなさいね。」

俺 「だからか。親分があんだけ止めたのも、
   今ならわかる。苦笑
   部下思いのいい親分さんですもんねー。」

親分はちょっと恥ずかしそうだ。

中野「それにしても志穂さん、桑津さんに
   そんなことをするとは。
   そんな人じゃなかったのにな。
   でも私が見ていた彼女は、彼女の
   ほんの一面でしかないですからね。
   コンシェルジュをしていると、
   人のいろんな面が見えてくるのです。
   見栄を張ったり、実は寂しかったり。
   それに桑津さん、ちょっと似てるから。
   苦笑」

俺 「え、誰にです?」

中野「志穂さんの旦那さん。
   浮気した旦那さん。苦笑」

親分「なに?お前やっぱり浮気してるか!」

俺 「ちょ、ま、待ってください。
   その旦那さんが、でしょ?
   俺はしてへんし!」

なぜ俺は事故物件の現場で憑り殺されかけた挙句、ようやく逃げ戻ってきたらきたで、職場で浮気野郎呼ばわりされねばならんのか。苦笑

ここからの話はここでは、ね、と中野さんはウインクして話をやめた。
親分と中野さんと俺と三人で、あとで行きつけの居酒屋で飲むことになった。

俺はお仕事として、親分に撮ってきた写真を渡して、確認してもらった。

親分「うん、これやったら物件としては
   大丈夫やな。
   ただ、さすがにお前さんが埃まみれに
   なったみたいやし、洗い入れとこか。
   すぐに洗い屋に連絡入れとくわ。
   嫌がるやろなぁ。苦笑」

俺 「あんまりイケメンの洗い屋さんに
   頼まない方がいいですよ。
   俺みたく、お誘い受けるかもしれません
   からね。」

親分「アホ言え!
   お前のどこがイケメンじゃ!
   そんなツラしてしかも浮気する奴は
   あれや、何ていうんやったっけ、
   中野ちゃん。」

中野「ダメンズ?」

親分「そや、それや!
   お前さんみたいなのを
   ダメンズていうんや!
   なぁ、中野ちゃん。」

中野「はいはい。苦笑」

俺 「わかりました。
   じゃあ親分、ダメンズの俺の代わりに
   洗い、行ってください。
   いや、逝ってください。」

親分「そ、それは・・。
   俺も言いすぎたわ。ごめんごめん。
   それだけは堪忍やわ。。」

冗談やったのに、マジで青ざめかけてる。
ほんまにお化け関連に弱すぎな可愛い親分である。

これまでタブーであったこの案件を前にして、不謹慎なのは重々承知だ。

人の死を軽んじることは断じてあってはならない。が、少しでもこのクローズ案件が前に進みそうな予感がしていた俺たちは、敢えて茶化すことで解決への期待をにじませていたのだ。

終業後に三人別々に退社し、いきつけの居酒屋で落ち合う。
席に着くと何も言わなくても、生中が3つ出てくる。

親分「ダメンズ桑津生還に乾杯!」
俺 「いやいや、ダメンズちゃうから。」
中野「乾杯。笑」
俺 「さらっと同意せんといてくださいよ!」

二人が俺の無事を祝ってくれた。
あれから身体の方も特に異常は感じられなかったが、今日はひどく疲れた。
ビールが身体にしみる。うまい。
酒は良い。
話しも弾むし、モヤモヤがすーっと消えるのを実感できる。
中野さんが事務所では話せなかった事件の真相を話してくれた。

中野さんは、亡くなった志穂さんから新築の家への相談をされ、それに真摯に向き合い、ご近所のスーパー等の買い物事情からお子さんの小学校の転校の手配まで、様々な相談に応えたのだが、それにより志穂さんから全幅の信頼を寄せられるようになっていた。
それから、中野さんに旦那さんの浮気についてよく相談をしていたそうだ。

中野「各家庭のご事情については、

  『差し出がましいことは絶対に言わない』

   がルールでした。
   それは重々承知だったのですが、
   あまりにも志穂さん、可哀そうで。」

志穂さんは大学を卒業して、大阪の老舗の証券会社に入った。
そこで旦那さんと出会い、様々な競争相手との旦那争奪戦を勝ち抜いて、5年の社内恋愛の末、結婚したそうだ。


中野「旦那さん、高身長でスラっとしててね。
   スマートな感じでしたね。
   桑津さん似てるっていったのは、
   そんなとこやね。笑
   高学歴・高収入・高身長。三高を
   絵に描いたような旦那さんでしたよ。」

親分「そら、似とる似とる!
   桑っちゃんも三高やったな!
   一応、高学歴やし、高身長やしな。
   高収入?それはないな、じゃああと
   何高や?。」

俺 「高血圧、ですね。」

親分「それやそれや!笑
   すまんすまん、話の腰折ってもーたな!
   ガハハハ!」

中野「ほんまお二人で組んで、吉本でお笑いでも
   やらはったらええんちゃいますか?笑」

俺 「だめですよ、吉本は親分には厳しいとこ
   ですから。。」

親分「誰が反社じゃ!!」

中野「それそれ!笑
   そのノリに助けられて、この話も
   吐き出せます!
   この10年、ずーっと引きずって
   たんです。」


そう言って、中野さんは続きを話してくれた。
最初に飲んでた生中はすぐになくなっており、俺と親分は黒霧島のお湯割りに移行していた。
酒に弱い中野さんも今日はめずらしく、レモンのチューハイを頼んで飲みながら、酒の力で一気に吐き出そうとしていたのかもしれない。

高身長で高収入、スマートな旦那さんは志穂さんと結婚してからも当然モテた。
いや、逆に余計にモテた。
ほんとねぇ、なんなんだろう、この現象。
「結婚したころが余計にモテてヤバイ症候群。」

俺もその昔、その病に罹患して、調子に乗って、えらい目に合った。
誰か研究して、この謎を解明してほしい。
話が逸れてしまった。
またこの話はいずれするとして、モテにモテた旦那さんに見える女の影に、いつも志穂さんは悩まされていたそうだ。
旦那との間に、可愛い息子が生まれて一時その悩みは消えたそうだが、やはり子どもからの愛情と旦那からもらう愛情は別物だ。
子どもができてからは余計に旦那との愛情も感じられなくなったと。
家にもなかなか帰らなかったそうだ。

ただ、これに関しては旦那の気持ちがちょっとわかる。
子どもができたら、仕事に精が出る。
数字を追い続けなければならない証券マンなら、なおさらだろう。
将来への不安もなおさら出てくる。そのために旦那も頑張らざるを得ない。
ただ、浮気や仕事に理解がある俺でも、それをやっちゃおしまいだろ、ということに旦那は手を出したようだ。
職場の同僚に手を出したのだ。それも志穂さんが良く知る元同僚の女性と。
表向きは旦那も浮気相手も奥さんも友人である。
ただ、当事者は気づいていないと思い込んでいたが、嫁ならわかるのだ。
二人の間に流れる変な空気を感じ取る。
そのうち、旦那がその浮気相手を家に呼ぶようになったとのこと。
旦那、高学歴の割には非常に頭が悪かったようだ。

それだけはしてはいけない。
家庭に入った志穂さんには、家しか居場所がない。
会社勤めしていれば、そこに逃げられる。嫌なことも忘れられる。
ただ、家に嫌なことを持ち込まれると、専業主婦は逃げることができない。
解決法は二つある。
自分も浮気するか、我慢するか、である。
志穂さんは、後者を選んだのだが、最終的にはうまくいかなかったようだ。

彼女の我慢に終止符を打ったのが「ラベンダー色のカーテン」だったそうだ。
現場に残されていたカーテンはなんとその浮気相手から新築祝いで送られてきたものだったのだ。
旦那は紫色が大好きだったということで送られてきたそうだが、そのカーテン、中にラベンダーが練りこまれており、非常に濃厚なラベンダーの匂いがしたそうだ。
実際に家に招かれた中野さんも嗅いだらしいが、良い匂いというよりは強烈な存在感を示すものだったらしい。
ラベンダーの匂いの効能はリラックス効果である。抗不安作用もあるという。
ただ、過ぎたるは及ばざるがごとし。
強烈なラベンダーの匂いが志穂さんはどうしても好きになれなかった。
というのも、その浮気相手が職場の自席で振りまいていたのが、ラベンダーの精油だったのだ。
どうしても嫌なので外してほしいと志穂さんは懇願していたようだが、旦那は受け入れなかった。
それぐらい、我慢しろ、と言われたそうだ。

「私は我慢してる。私は我慢してる。
 我慢我慢我慢我慢我慢我慢。。。
 匂いが嫌なんです。
 だから毎日焼き菓子を焼いてるの。
 バターの濃い匂いが私を救ってくれてるの。」

実際にこんなメールが中野さんの方に送られてくるようになった。

中野「その時点で私がうちの産業医にでも
   相談して、志穂さんを診てもらって
   いればと、いまだに後悔しています。
   夜眠れないからといって、睡眠薬も
   飲んでたみたいです。
   そんなメールが来るようになってすぐに、
   あの事件が起こりました。
   浮気相手が家に来た時に、
   多分ですけど飲み物に睡眠薬を混ぜて
   から、練炭で。
   旦那さんや浮気相手だけでなく、
   坊ちゃんまで。
   まだ、幼かったのに。。」

中野さんは酔いも回ってきてるせいか、泣き上戸になっていた。
俺が視た子も、ほんと、ママが好きだったんだなと感じられるまだまだちっちゃな男の子だった。
娘と重なって、俺も少しもらい泣きしたが、横で顔をぐちゃぐちゃにしながら親分が泣いてた。

中野「事件性があるということで、
   事件後に警察がいろいろと
   調べたそうです。
   志穂さんが飲んでた睡眠薬の類とか、
   志穂さんのPC履歴とかね。
   自殺の方法についても、志穂さん、
   結構調べていたようです。
   真面目でしたからね。
   最終的に志穂さんが、
   『無味無臭』の一酸化炭素で一家心中を
   選んだのは因果なものですね。
   よっぽどあのカーテン、
   嫌やったんですね。」

あぁ、だから俺があのカーテンに触れようとしたときに、声かけてきたのか。
触れると匂いが散るから。
憎悪の匂いが。

中野「あそこはね。もうずっと閉めといて
   ほしい。
   実はオーナーさんからもそう
   言われてるんですよ。
   『せっかく良いものを作ってくれたのに、
    うちの娘があんなことになって、
    申し訳ない。』
   って。
   ただね、約一名、アホがおるでしょ?
   桑津さんの課には。苦笑

俺 「あぁ、いますね。どアホが。」   

中野「あの人が少しでも貸し出す物件
   増やしたいがために、リストに加えさせ
   たんです。
   今回の調査のこともそっと会長に
   ご相談していたのですが、私が相談する
   前から桑津さんのことは知ってはり
   ましたよ。笑
   心配しなくても、悪い印象を持たれては
   いませんでした。
   たぶん、田塚係長でしょうね。
   ちゃんと会長にお伺いを立ててくれて
   いたようです。

   『ご苦労なことをされていますね。
    無理はされないよう、
    桑津さんにお伝えください。』

   って会長、おっしゃっておられました。」

俺 「おおう・・そういや、この前社内で
   会長にすれ違った時、直立不動で
   お疲れさまです!ってお声がけしたら、

   『調査は順調ですか。』

   って言われてビビりました。」

中野「ははは。あのお方はほんと、社内を
   よく見ていらっしゃる。
   うちがこんな良くない雰囲気なのも
   わかってらっしゃるんですよ。
   ただ、もう退かれた方ですからね。
   社長の采配に口は出さないのでしょう。

   あぁ、また話逸れちゃった。
   この物件、どうしたらいいんで
   しょうかね。」

俺 「やばい体験した俺からしたら、
   設備的には問題なしですが、
   やはりあそこはまだオープンには
   できません。
   オーナーさんの意向としても貸さないで
   と言ってるなら、そうしましょう。
   どアホへの報告は何とかします。
   ただ、管理している以上は換気もして、
   綺麗に保つ義務はあると思います。
   まずはここまで放置してた責任を取って、
   親分自ら洗いにですね・・」

親分「だから、俺はあかんって言うてるやん!」

さっきまで男泣きしてたのに、今度は泣きべそかきそうになってる。笑

俺 「冗談ですって。笑
   洗いを入れて綺麗にしておきましょうよ。
   志穂さんの怒りが収まるまで。
   時間薬が必要です。
   とりあえず・・
   あのカーテンは外しましょう!
   10年経って匂いはしなくなって
   ましたけど、あれがあかん!」

中野「それはそやね!
   親分に外しに行ってもらお!笑」

親分「中野ちゃんまで、そんなこと言う?
   ひどいわぁ。。」

中野「それはそうと、桑津さんも、
   浮気相手からもらったもんを、
   家の中とかに置いたらあきませんよ!」

俺 「それだけは絶対にしません!
   肝に銘じます!」

親分「それだけはってなんやねん!
   まずな、浮気はあかんやろ!」

俺 「いや、浮気はもうしてませんって!
   ってか、親分、それ言う?」

親分「もうてなんやねん、もうて!
   俺は嫁さん一筋じゃ!!
   しかもな、奥さんの国では浮気したら、
   殺されるルールやねん。
   お前の嫁さんの花ちゃんに、
   チクりLINE入れるぞ!」

俺 「だから、してませんって!
   てか、なんで花のLINE知ってるん
   ですか?!」

親分「ほら、この前の社員交流会の時、
   挨拶されたやろ?
   旦那がいつもお世話になってますって。
   そのとき言われたんやー。

   『なんか怪しいことあったら
    教えてください!』

   ってな。それで教えてもらった!
   桑ちゃんの奥さん、若いけど、
   あれは大したタマやのぅ!」

中野「あら、それなら心配ないですね。微笑」

俺 「いやいや、俺は心配ですわ!
   自分が怖い!!
   また血圧上がりそうなので、
   これ以降、俺はお口チャックで!」


三人の楽しい夜は続く。
大将が焼いてくれた焼き魚の良い匂いがしている。
今日は何も考えず、楽しく飲もう。

俺たちは生きているんだから。

終の棲家、後日談へと続く。

この物語は一部フィクションです。
実在の人物や団体などとは関係ありません。

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