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「ともにつくる」で人生を変えた人|吉田さんをご紹介!


こんにちは。KILTA(キルタ)雲南です。
島根県雲南市を拠点に、空間づくり・DIYをみんなで行う “DITワークショップ” を行っています。
※ DIT = Do It Together “みんなでつくる”
 
さて、今回は、DIY好きが高じて転職し、現在、プロの大工兼DITインストラクターを目指している吉田聡子さんについてご紹介します。




1.きっかけは、産後ふと購入したドリル


吉田聡子(よしださとこ)さんは宮崎県宮崎市の出身で、結婚を機に島根県へ移住。
ご主人の転勤で県内を転々としたのち、お子さんの通学を考慮して雲南市に定住しました。
現在のお住まいは市内加茂町にあるご主人の元祖父母宅で、築100年を超える古民家。
屋号で “森ノ下” と呼ばれるこの建物をリノベーションし、元気な3人のお子さんと5人で暮らしています。
 


     改修後の “森ノ下” での家族写真



     改修後の “森ノ下” の玄関。お子さんの前では母の顔


小さい頃から工作や組み立て作業が好きだったという吉田さん。
子どもが生まれて外出もままならない時期に、ふと「ものづくりがしたい」と思い立ち、初めてのマイ工具としてドリルを購入。
すると、楽しくて熱中するようになり、他の工具も買いそろえてDIYをしたり、日時が合えば興味のあるワークショップに参加したりするようになっていったそうです。

そんな中、SNSで見つけたKILTA雲南のDITワークショップに参加したことが、その後の吉田さんを大きく変えていく出来事となります。



2.“ともにつくる” を知って訪れた人生の転機


吉田さんが初めて参加したDITワークショップは、2022年2月に実施された、市内木次町にある “まちのワークキングスペース オトナリ” での壁の漆喰(しっくい)塗り。
当日は、自宅で壁塗りをする際に必要な準備や漆喰の取り扱い方法について説明を聞き、漆喰塗りを実際に体験しました。

当日の様子はこちら


作業の楽しさはもちろんのこと、DITインストラクターが参加者とコミュニケーションを取ったり作業したりする姿がとびきりカッコよく、心を打たれたそうです。
また、“ともにつくる” 楽しさや、体験を共有することで人と人とがつながること、また、空間自体に思い出や愛着が生まれることを知って、強く共感し、憧れたと言います。


これをきっかけに、趣味の範囲で行ってきたものづくりへの情熱が大きく膨らんだ吉田さんは、自分からインストラクターに声を掛けて、休みの日に大工仕事を手伝うことに!
吉田さんの行動力とパッションに驚かされた私たちですが、本当にスゴイのはここからでした。



3.ものづくりのプロになるという新たな目標


休日にプロの仕事に関わるうちに、吉田さんにこんな気持ちが芽生えたそうです。
「教えてもらうばかりではなく、私からもつくる楽しさを伝えたい。そのためにも、技術を身につけて、その技術力でみんなの困りごとを解決したい。」

ものづくりのプロになるという目標ができた吉田さんは、「今やらなくては絶対に後悔する」と仕事を辞め、新たな世界へ飛び込む決意を固めます。
現在は、大工見習いおよび KILTA雲南のDITインストラクター見習いとして活躍中。
この春からは、専門知識を学ぶため、専門学校に通い始める予定だそうです。

ミッションの1つに “くらしをつくる人をつくる” ということを掲げるKILTA雲南。
まさかこんな方が現れてくれるとは!と驚いていますが、シンプルにものづくりは楽しいということを伝えられているとしたら、本当にうれしい…
こんなポジティブなエネルギーをもっと広めていきたいものです!
 



     DITインストラクターとして作業中の吉田さん。真剣そのもの!



さて、DITワークショップへの参加をきっかけに、人生を変えた吉田さん。
現在お住まいの古民家のリノベーションも、大工見習いとして自ら手掛けることになります。
さらには、この家が “集う家” だった歴史を大事にするため、建物の一部を地域に開かれた多目的レンタルスペースにしたいと、ご主人と一緒にクラウドファンディングまで立ち上げ、DITワークショップを実施することに。

この “森ノ下改修プロジェクト” については、お伝えしたいことが盛りだくさんですので、また次の投稿でご紹介します!



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