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VTuberイメージソング制作におけるマイルール

 もともとDropBoxにテキストファイルとして置いていたものを、より見やすくするためにnote記事にしました。
 これは僕がVTuberイメージソングを作るにあたっての「マイルール」について説明したもので、決して人に強要するものではありません。
 なお今後適宜変更される可能性があります。

ほんとどうでもいい前置き

 VTuberをもっと積極的に楽しみたいと思って、自分は最初ファンサイトなどに記事を寄稿したりしていました。しかしVTuberたちの活動を見ているにつれ、そういったゴジップ記事を書くよりももっとファンとしてVTuberを後押しできるようなことは出来ないかと考えるようになりました。
 そこで2019年、数年ほど休んでいた作曲作業を復活させるにあたり、VTuberを題材にした音楽作品を作ることにしました。あれこれ試行錯誤を経て、5月ごろに初めてのVTuberイメージソングを作りました。それが概ね好評だったので、以降もVTuberイメージソングを作っていこうと決心した次第です。
 しかし単に作るだけでは面白くもない。いくつか異質なルールを適用することにしました。同時に、今後想像しうるトラブルを防ぐために自分の中でいくつか規定を作りました。
 正直こういったことは自分の中に留めて好き勝手やってればいいと思ったのですが、異質が故に今後戸惑う人もいるかと思い、文章を起こすに至りました。

 この文章は読まなくても大丈夫です。投稿サイトには必ずキャプションで「〇〇△▲のイメージソングです」と書いてあるので、全くそれを信じて視聴していただいて問題ありません。
 以下クソ長い箇条書きが続きます。

1.VTuberイメージソングは一応一人一曲。

 「あなたの素敵なファンアート待ってます!」とは言ってもVTuberにも好き嫌いはあるだろうし、ましてやイラストや文章ではなく音楽となるとどう扱っていいものやらわからない人も多いと思うんですよ。そんなものが一曲ならともかく立て続けに二曲も三曲もぶっこまれたら迷惑だろうと思うわけです。まぁ毛色の変わったものを一つだけ送るくらいなら、多少はお目溢ししてくれるだろうという判断です。
 その後はまあ、インターバルを起きつつも周辺の環境と自分の満足との相談ですかね……。

 もし何曲か作る場合は反応や場の雰囲気を考えて作っていこうと思っています。

2.うちの作ったイメージソングにはVTuber当人と関係ない人名(ないしは地名)がつくで。

 これは最初に作ったイメージソングからのマイルール。題名に使われた人名(ないしは地名)に関して意味も関係もないです。どうしても気になるなら「コードネーム」とでも解釈してください。
(スピッツの「ロビンソン」みたいな? あれタイの百貨店の名前だけど)
(古いゲームの話だけど、「サガ・フロンティア1」に出てくるメカ技術者タコおじさんみたいな?「Gだ。Gをつけろ!」 あのセリフくらいのこだわりです)

 これに関しては一切苦情は受け付けない。
 でも巫山戯てはいても悪気あってやってることじゃないの。それだけは分かって。

 こういう作曲活動って、自己責任じゃないっすか。ならば自己責任を被る代わりに自由が保証されてもいいと思うわけ。故に、そういった謎ルールを設定したって僕の自由でしょ?
 そうさね……VTuberに自分と関係ない人名のついたイメージソングをぶつけることで反応を見て楽しんでいる、というのはある。あとは「インパクト」狙い?

[20210703,20210829追記:「或ル竜乃子ノ慟哭」「淑女は進みゆく」については例外]

3.うちの作ったイメージソングには、マイ通し番号がつくで。

 ファンソングに限らず、自分が制作した作品については、記号(十干)と通し番号をつけています。これは僕の楽曲整理の都合と趣味です。
 意味は以下の通り。

 甲:インスト曲。少々セリフ入ってる程度ならここに分類。
 乙:歌もの、もっぱらボカロ曲。VTuberイメージソングは基本ボカロ曲で提供したいと思っているのでほとんどこっちに入るかな。
 丙:コピー曲。自分以外の人が作った曲。
 丁:アレンジ曲、ブートレグ。まだ一曲も作ってないし、今後も作らないかも。
 戊:投稿作品。インスト、歌モノなど曲の形態は問わない。
 己:VTuberイメージソングにこの記号をつけています。性質上、この記号単体での曲は無いと思っておいてくれて結構です(乙○○己○○みたいなかんじ)

 甲乙丙丁……と並べているけど、それぞれに優劣があるわけじゃありません。
 僕がサイトに作品を投稿する際は通し番号をつけさせてもらいます。
 もし曲を紹介する際は省いて貰っていっこうに構いません。


4.うちのイメージソングは身勝手の権化だと思ってる。しかし詫びない、直さない、悪びれない。

 はっきり言って、広義においてファンアートって「自分が見たキャラ像の押し付け」だ、と思っている。おまけに他人が問題なく歌えるようになんて配慮してないし(そもそも好みにあうかどうかさえ気にしてない)、動画に挿入できるような生易しい作りになんてなってない。

 それもこれも僕が音楽制作に関してまだまだトーシロだからです。無理筋でも説得力をつけるだけの腕も無ければ、無難な曲を作るノウハウもない。だからあえて課せられたタガを外すことでインスピレーションの受け皿を拡げているわけです。能無しが作品を作るには、その大小や価値のいかんを問わず、いかに沢山のひらめきを拾い上げて我が物にするか、これしかない。

 それでも日々少しずつ勉強はしています。傍目にはその成果がわからなくても、作曲を通してあれこれ学んでいます。そこのところは理解いただけたら嬉しいです。腕をあげるためにもたくさん曲を作っていこうと思います。

(追記20210926)
 僕のイメージソングがVTuber本人のイメージと違うと感じても、それはあくまで僕が捉えたイメージなのだと解釈してください。

 これは一番わかってほしいことなのですが、VTuberの正確なイメージは多分本人、VTuber自身しか知りません。本人でない以上、他人がどれだけ頑張っても100%そのとおりにはなりません。仮に本人が「イメージ通り!」と言ったとしても、それはVTuber本人の「未知の」理想像をうまく描けていたか、あるいは欠落していた部分を(悪く言えば)都合よく補完してくれたかのいずれかだと考えています。
 同じことはファンにも言えます。ファン個人個人がVTuberに持っているイメージが僕が曲で描いたイメージと相違があるかもしれません。あるいは逆に、ファンが共通項で持っているイメージに僕の描いたイメージが合致すれば、多くの人の口に膾炙できると思います。でも口に合わないからと言って非難するのはやめてください。僕が抱いたイメージがファンの持っている共通項のイメージに合致している保証はまるでありません。

5.敬意はありまぁす!

 ここまで身勝手なスタンスで曲を作っているわけですが、形がどうあれ対象のVTuberには自分なりに敬意をもって制作させてもらっています。

 前述のとおり題名については一切クレームを受け付けませんが、それ以外の部分で何か重大なタブーを冒していれば修正させてもらいます。……あ、曲のジャンルがどうとか曲の品質自体へのクレームは勘弁してください。それは自分がやれる現状精一杯だったりするんで。

 これはVTuberさんや運営さんへのお願いなのですが、気に入らなかったらスルーでお願いします。いわゆる「コキおろし」「公開処刑」はやる気を大きく削いでしまいます。間違いを冒していれば言ってくれれば修正させてもらいますが、これは僕なりの「推しの宣伝活動」なので基本好きにやらせてください。
 あ、感想や激励は絶賛受付中です。

6.VTuberイメージソングは発表して終わりじゃなくて、その後が本番だと思っている。

 発表直後、ある時はちやほやされるかもしれない。まあ大抵は無反応でそのまま流れていくことだろうけど。
 しかしファンソングは発表したその時から、地球のデータを載せて宇宙に打ち上げられた人工衛星の如く、「推しを宣伝する」というシンプルかつ重大な任務を負っています。なので、発表から時間が経っても聴いてもらう努力をしています。何より効果的なのは、僕が活動を続けること、なにより新曲を出すことです。そうすることで、以前に発表した曲も脚光を浴びるだろう、宣伝の機会も増えるだろうと踏んでいるわけです。

 まぁ言うほど効果はないのかもしれないけどね。

 具体的な話にうつります。
 宣伝の際は僕のアカウントで何度もリンクを敷いてツイートするわけですが、いわゆる「タグ汚染」被害を防ぐためにもVTuber各位が用意して頂いた関連ハッシュタグの利用は最初のみに留めさせていただきます。
 ほとんどの場合、ファンアートハッシュタグはイラストの投稿が前提なわけですが、音楽とはいえ一応広義の意味ではファンアートなので、遠慮なくハッシュタグを使わせてもらいます。都合が悪ければ都度指摘いただければコメントの削除もいたします。
 あとは、出張れるところで宣伝していく所存です。

7.世のVTuber全員のイメージソングを作ろうなんて思ってない。

 日々日々増えてるVTuberを全て把握して全員のイメージソングつくるなんてアホですか。 気に入ったVTuberのイメージソングのみを作っていきます。そうすればいずれネタ切れとなるかもしれない。いや、推しキャラ全部のイメージソングを作る前にVの世界に飽きてしまうかもしれない。そうなれば一連のVTuberイメージソング制作活動は終了です。
 その局面に立ったとき、あるいは別の世界が待っているのかも……そんな事を考えながらVTuberイメージソングを作っています。

8.VTuberイメージソングはタダで。(及び楽曲の利用に関して)

 作ったVTuberイメージソングでお金を得ることは考えていません。それがたとえリアルにおける同人誌即売会であったとしてもです。
 もしお金儲けをするとしたら、曲でお金を取る以外の手段を考えます。でも今の所全くイメージソングで金儲けすることは考えていません。色々面倒くさいから。

(追記20220217,20220221)
楽曲については、クレジット表記さえしていただければVTuber本人に限らず、利用を許可します。ただし、以下の項目に留意ください。

  • 対象のVTuber本人の利用については、僕とVTuber同士の信頼のもとで自由に使っていただいて大丈夫です。クレジットの表記の義務はありませんし、一切の料金の支払いは必要ありません。(ライセンスなどを購入する必要もありません) ただし、依頼で制作したもの(ファンメイド、いわゆる二次創作の範疇を超えたもの)に関しては、個々で協議・対応するものとします。協議なしに対価を請求することはありません。

  • いわゆる「自作発言」はおやめください。それに関連して、僕の許可なく販売しないでください。二次創作における著作権絡みの煩雑さを少しでも軽減して自他ともにファンアートとして楽しめるよう、無償でイメージソングを制作・公開しています。その点重くご留意お願いします。

  • 対象のVTuber本人以外の利用に関しては、できうる限り対象のVTuberの宣伝に努めてください。

  • 対象を限らず中傷目的での利用はやめてください。

  • 義務ではありませんが、利用の際できれば一声かけてくれるとありがたいです。(kilroy.was.here.01@gmail.com)わからないこともあれば同様に問い合わせていただけたらと思います。

9.……こんなの書くまでもないけども、

 曲の著作権は僕にあります。曲の問い合わせをVTuberにしたりしないでくださいね。VTuberはあくまで受け手にすぎません。何かあれば僕に聞いてくださいね。そこは他のファンアートと一緒です。(連絡のさいはkilroy.was.here.01◎gmail.com〔◎は@〕にメールいただくか、twitterDMや直接のリプライでも対応いたします)
 一部設定のある投稿サイトに(ピアプロとかピアプロとかpiaproとか)、以下の一文を記載しています。

『この曲はVTuber「○○○」のファンソングです。利用の際には彼/彼女の宣伝に努めてください。それができない場合は都度相談いただくか、利用をお控えください。(この項目は彼/彼女が活動を休止するまで有効です)』

 奇特にも僕が作ったVTuberイメージソングを使ってなにかしたい人は以上を心得てどうぞ。
 いないと思うのですが、無断転載などはご遠慮ください。そこら周りは常識の範囲でご判断ください。また、これは僕は未だにその神経が理解できないのですが、自作を偽って僕の作品を用いるのもやめてくださいね。そんな人には見つけたら強引にVTuberイメージソングをリクエストしますので、逃げずに是非力作を聴かせててくださいね。……煽ってるんですよ? (当然自作を偽ってアップロードしているときは削除申請など相応の措置をさせていただきます)
 判断つかない場合は、つまらないことでも僕に聞いてください。食傷気味になってたりメンタルやられてたりしてない限りはウッキウキでお答えさせてもらいますので。

[20210829追記:「Jacqueline」「Tennoji」「或ル竜乃子ノ慟哭」「淑女は進みゆく」についてはVTuber当人の引退/卒業により、piaproのオリジナルライセンスを解除しています]

10.作品アップロードにおける具体的ないろいろ

 今のところ(2020年10月現在)、僕が作ったファンメイドVTuberイメージソングについてはSoundCloud(https://soundcloud.com/kilroyjp)およびピアプロ(https://piapro.jp/zacro_kilroy)にアップロードしています。いずれも無料でダウンロード可能です。
 なお、今後音楽投稿サイトが出てくれば、予告なくそちらのサイトに作品をアップロードすることがあります。しかしながら作品の性質上、無償で視聴してもらえること、利益が発生しないことが前提になります。
 需要が見込めないのでカラオケ音源は製作していませんが、ご希望でしたら別途製作の上でお送りさせていただきますので、ご連絡ください(kilroy.was.here.01◎gmail.com〔◎は@〕にメールいただくか、twitterDMや直接のリプライでも対応いたします)。

 僕の作ったVTuberイメージソングは、一応既存曲を使わない自身で作ったオリジナルのボカロ曲(ないしは他の歌声生成ソフトを使った曲)なのは事実なのですが、ピアプロが許可していないVTuberを題材にしたイメージソングなので、ピアプロにアップロードするのは正直微妙なところではあります。しかし今のところ運営サイドからは何も言われていません。
 今の所予定はありませんが、当然インスト曲を作った場合(2021年8月29日現在で該当するのは、えま★おうがすとのファンメイド・トラック「O-Gado-Shita(オー・ガード・シタ)」)、ボカロ等を使ってないためにピアプロにはアップロードできません。(歌詞を募るためにあえてインスト音源を作った場合など、例外は考えられます)

11.サムネイルについて

 SoundCloudにおいてはサムネイルの設定が可能になっているので、簡単な編集のみではありますがサムネイルを作ってアップロードをしています。本来ならばVTuberの絵も自前で用意しないといけないところですが、大抵は他の人に依頼して描いてもらっているか、公式から画像を持ってきて「雑コラ」的に作っているのが現状です。一応無加工でそのまま公式のイラストを使うようなことはせず、なんらか手を入れて使用しています。
 もし著作権やガイドライン的に問題があるようでしたら、ご連絡(kilroy.was.here.01◎gmail.com〔◎は@〕にメールいただくか、twitterDMや直接のリプライでも対応いたします)いただければ一旦サムネイル差し替え(下記参照)の上で、指摘事項をクリアしたサムネイルを製作して再度サムネイル設定をさせていただきます。
 なお、著作に直接的に関係していない第三者からの指摘に関しては、無視するか、対応するにしても時間をかけると思います。気になる方は著作関係者へ通報するのがいいかもしれません。

己

 ピアプロはサムネ設定の際は「イラスト作品」としてアップロードしないといけない上に、規約上ボーカロイドならびにピアプロが許可した関連キャラのイラストでないといけないので、VTuberを中心に据えたサムネイルを設定することができません。そのため、ピアプロのデフォルト画像(こちらで設定したボカロに対応したサムネ)で済ませています。

12.MVについて

 2021年より、簡単ながらMVを作ってアップロードすることにしました。YouTubeと「ついで」でニコ動に。
 MVは簡易に作らせてもらっています。具体的にはFLStudio付属のMV制作ソフト「ZGameEditor Visualizer」のプリセットやウィザードをそのまま使う形です。歌詞についてはピアプロにテキストでアップロードしていますのでそちらを参照ください。(最近ようやく「ZGameEditor Visualizer」で歌詞字幕をつける方法を覚えました)
 有名ボカロPがやっているようなMVは、僕は作れないです。他の人に依頼しようにも、お金かかるし時間はかかるしで、コンスタントに曲を公開していきたい身としてはちょっと荷が重たいです。

 一応YouTubeにあげた動画については少々の問題が発生しても維持する方向で動くつもりでいます。ただ「ついで」でアップロードしているニコ動については、トラブルが発生した場合削除することで対応させてもらいます。まぁMVにのせているサムネに問題がある程度ならば差し替えする程度になると思います。

免責の文章

 以上書いた件について、法的な根拠はありません。
 今後たびたび変更が生じることが考えられます。
 あと、例外的に上記と筋を違えた事例も起きるかもしれません。
 ここに書いたことはあくまでゆるく活動方針を記しただけにすぎないということをご理解ください。
 ここに書いてあることを言質にしてクレームつけられても取り合いません、あしからず。

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