paradigm paradox��

寝苦しい。

気持ち悪い。

ベタベタ。

ムシムシ。

張り付く。

喉が詰まる。

薬が効かなくなった。

聞かないと伝えたのに変えたばかりだから様子を見ようとと続投された。

効かない。

自我の形成に失敗したらこうなる。

泣いて構ってくれわかってくれと主張ができていたのは乳飲み子の頃だけだ。

それ以降の私は多くの他人に傷付けられて笑われて無視されて引かれて気持ち悪がられて。

そんな奴らばかり。

もう何にも誰にも期待しない。

全部諦めてます。

どうせ死ぬ。

どうせ死ぬ。

何の悪事も働いていない関わりも対してない奴がその人の訃報をにやけながら聞く。

胸糞悪い。

次生まれるならもっと上手くやりたい。
もっと可愛く綺麗でありたい。
もっと明るく気丈でありたい。 
上手く猫被り世渡りをスタスタ通過していきたい。

次生まれるなら

次

生まれるなら？

この世界に？

また？

嫌だ。
こんな世界とサヨナラしたくて息を辞めたいのに。

つぎも人間なの。

醜くて滑稽で救いようもない誰からも愛されず忘れ去られそれでもまた生きなければいないの？

生まれてきたくない。

死んだら死んだで終わりにして欲しい。

しんで終わり。
死んで終わり。

遠くから遠雷が聞こえる。

やがて海鳴りへと変わる。

足の指の間を気色悪くぴちゃぴちゃと濡らす。

いっさい波が止んで。

私が歩を進める度に。
柔らかいベールで包み込むように。
泳げない事はわかってた。
だから何となく感じてた。

黄泉の国へと繋がりそう。