なにもわからない
最近はbandcampからメールが届いても開かず捨てているから新しい音源をほぼ聴いていない。
いちいち聴かなくても、良いのがあれば話題になって回ってくるだろう、そういう安易な気持ち。
そう思ってツイッターを見ていると、何も話題にならない。
みんな新しい音源を追っていないのか?
それとも単に発言しないだけなのか?
恐らく後者だと思うけど。
新譜を追うという行為が音楽を聴く上でもの凄い負担になっているから一度忘れようと思う。
そう思って純粋に音楽を楽しもうとしたら、古い音源をフィジカルで聴く、になった。
先日、盛岡に行ったからパンク系が豊富な中古レコード屋のACTIVE TIME VISIONというお店に行ってDinosaur Jr.のGreen MindのCDを買った。
500円。
高校生の時、このアルバムの1曲目であるThe Wagonのシングルを買ったんだけど、明るい印象でDinosaur Jr.に求めているものと違うと思ってGreen Mindは買わなかった。
その次以降のアルバムは買ってるけど、何故かこのアルバムは今の今まで買ったことも聴いたこともなかったから、これはいい機会だと思って買うことにした。
当然、1曲目のThe Wagon以外は聴いたことがなかったから新鮮で、この歳になってDinosaur Jr.の聴いたことのない過去曲があるなんて幸せだなと思った。
最高である。
ツイッターを眺めていたらHelmetのライブ映像が流れてきたからHelmetの1stアルバムであるStrap It Onを聴くことに。
最近メルカリでこのCDを買った。
高校生の時、411というハードコアバンドのアルバムの裏ジャケにベースがHelmetのTシャツを着ていてずっと気になっていたバンドだった。
昔のこういう気持ち、忘れたくないものである。
当時はグランジ/オルタナブームの真っ只中で、2ndのMeantimeが先に日本盤で発売された。
ハードコアバンドだと思っていたから速くなくてガッカリしたんだけど、エッジのあるギターはカッコいいなと漠然と感じていた。
でも、スネアの音がカッコ悪いと思って、それがアルバムに対して悪い印象を与えていた。
そして、ブームということで後に1stであるStrap It Onも日本盤でリリースされたんだけど、「なんだかジャンクだ」という印象で好きになれず、全然聴かなかった。
今聴いてみるとHelmetらしいエッジのあるギターが中心のサウンドで、なんでジャンクだと思ったんだろう?と思ったら、4曲目と最後の曲がカオスでジャンクな感じだった。
この2曲の印象で全てが嫌いになったらしい。
若かった。
Dinosaur Jr.とHelmetで全てが満たされた。
この先、この2バンドがあれば生きていける、そんな気持ち。
Dinosaur Jr.もHelmetも見つけたらフィジカルを積極的に購入していきたい。
でも、Helmetはベティ以降がどうしても好きになれない。
これも修行だと思って向き合っていくか。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?