ヒプステ DH VS BB 感想

創作関連ではなくオタク日記です。

声優さんがラップをする有名作品、ヒプノシスマイク。
私は超にわかですが、どついたれ本舗が好きで、実は2.5次元舞台版のどついたれ本舗VSBuster Bros!!!回だけ見に行っていました。
次回も見に行きたいと思っていたら、なんとキャストさんが全員卒業されてしまうそうではないですか…!どうして……
この感想文は上手くまとまらなくて公開できずにいたのですが、書き上げるなら今しかない!と思った次第です。

舞台の様子はこんな感じ。

ぶりー!ぶりー!ばとー!ばとー!
盛り上がる~~!!!

ヒプマイは曲を少し知っているのとアニメを見たことがある程度で2.5次元もあまり興味がなかったのですが、当時はちょうどチケットが取れそうな雰囲気だったので勢いで見に行きました。
率直な感想としては、すっごいよかった~~~~~~!!!!!!
曲がノリノリで盛り上がったし、何より演出が面白くて最高でした。

まず、OP前のハンドサイン説明会のところ。
あの説明って毎回あるんですか⁉楽しすぎる!
ファンの人がたまにやっている謎の手の形の意味が分かりました。
応援グッズを持っていないので素手で腕を振りまくっていましたが楽しかった。ただ見るだけじゃなくてライブ的にノれるのがいいですね。

そのハンドサインを使うライブパートもよかった。
というか全ての曲が素晴らしかった…。
正直、事前にYoutubeで聞いたときは声オタなのもありそこまではまらなかったのですが、現地で聞いたら全然違いました。
動画の方は声優さんに声が似てるかどうかで聞いてしまったので良さがわからなかったけれど、目の前で俳優さんが歌っていると声だけじゃなくキャラクターの雰囲気とか動き方とかも含めて鑑賞できるので”本人”が歌ってる感が半端なかった。
やっぱり舞台は生で見てこそだ…。
あとシンプルに曲が曲として好きだなあと思いました。
元ネタがある曲はアレンジが面白いしオリジナル曲はキャラクターの心情に沿っていて刺さりまくりでした。
このピース、このフィールがいまだに忘れられない。元相方のことを欠けたピースに例えるってどういう気持ちなのか詳しく教えてほしい。
バスブロが3人で歌ってた楽しいやつ(詳細がわからない)とかはたぶん既存曲のアレンジ?だと思うんですが、原曲も素敵なのは前提としてそれでも舞台版の方が好きかもしれないです。爽やか可愛い。
OPは覚えたのでカラオケで歌ってます。

ストーリーの方はテンションの上げ下げが激しいなあと思いました。
どつ本推しなのでそちらに感情移入していたのですが、しんどいシーンが本当にしんどい。
だるまさんが転んだ後の簓の「盧笙!」とか盧笙先生の「おれはやれる」とか、お互い相手と一緒にいたいだけなのにから回っていて、見ていて苦しすぎた…。
二人のお互いを大切にしたい気持ちと失敗したくなくて焦っている気持が伝わってきて余計に辛い。
大人の時間のシーンもファンタジーな感じで素敵でしたね。
あれを見て零と盧笙の組み合わせの魅力がわかった気がします。
零が余裕ぶりながらいろいろ企んでるのを盧笙が無意識に超えていく時もあるんだろうなあ。
まあにわかファンの妄想ですし、最近の宣伝動画を見ると実際どうなのかわかりませんが…。
その後の喧嘩ラップバトルは脳の処理が追い付かず、胸ぐら掴んでたことしか思い出せないです。
勢いのまま映画版も両方見たので3回見たはずなんですがお芝居の情報量と自分の感情で精神が滅茶苦茶になってた記憶しかないです。
私が理解できるまで公演し続けてほしかった。無茶を言うな。
それを踏まえての最後の曲が胸熱でテンション爆上がりだったなあ。
バスブロ側の話も、う゛ーっっっって感じでした。
三兄弟と零が完全に和解するのは難しいのかもしれないけど、どこかで話し合って折り合いをつけてほしいと勝手に願ってしまう。
ゲームで兄弟げんかの様子を演出してるところは、現代技術ってそういうのもできるんだ⁉と驚きました。
人間の前面に文字を出すことって可能なんだ。
三郎君の、兄二人はずっと一緒にいてくれたけど天谷奴はそうじゃないだろ的なラップも印象深かったです。
こう、家族という関係の何たるかをわかっていて偉いなあという感じで。
二郎くんと三郎くんって普通に仲悪いと思ってたけど、お兄ちゃんのこと両方好きだし末っ子として2人から可愛がってもらってるんだね…。
兄弟愛、尊い。

あと、簓の再現度が凄かった。
全キャラ凄かったんですけど、個人的には簓が一番解釈一致でした。
私が見に行った回は、最後に客席でファンサービスしてくれた後、簓が歌い出しに間に合わなくて舞台の上を転がっていったのですが、動き方が完全に二次元でした。
本当にコロコロコロ~って擬音が付きそうな感じの転がり方をしていてポメラニアンみたいで可愛かった…
劇本編中もずっと可愛い動きをしているんですよねえ。
OP映像のぶりぶりぶり♪とか盧笙が戦ってる時の応援とか。
基本的にお茶目で愉快な簓さんなんですけど、急にスタンドマイクを振り回したり喧嘩を売ったりしてこちらの情緒を滅茶苦茶にしてくる。
普段は陽気な兄ちゃんなんだけど決めるときはとことんクールな感じが完全に簓でした。
これをきっかけに長物振り回すイケメンが好きなことを自覚させられてしまった。
それと立ち絵の再現度が凄い。
ラストの止まるところとか完全一致してませんでした?
しかも映画版を観た感じちゃんと目を閉じて演技されてるみたいなんですよね。
自宅であの糸目を再現したまま生活してみたら何も見えなかったし表情筋が辛くて変な顔になってしまった。
どうやってあの顔をキープしているんだ。
似てるポイントの全部が自然で、全体的な雰囲気というか、存在が簓そのもので、全キャラ平等に見たかったのに簓から目が離せませんでした。
あと、これはキャラクター全体に言えることなんですけど、メイクとか衣装の再現もすごい。
イラストを魅力的に見せるテクニックとして目元を赤くする小技があるのですが、立ち絵で目元赤めなキャラはメイクも目元が赤くなっていてびっくりしました。
よく見えなかったんですけど、まつ毛の緑の差し色も再現されてたような。
そこまで再現したらもう人間じゃなくてイラストじゃん…。
もっと原作を知っているとより本物がいる感を味わえるんだろうなあ。

観劇前は勉強になるかなくらいの軽い気持ちでしたが、公演終了後は気づいたらブロマイドとポスターを買っていました。
映画館で同じ舞台が見れると聞いた時も気づいたら上映スケジュールを調べていた。あの衝撃を今後も体験したかった…
まあにわかファンが悲しんだところでしょうがないんですが、もう一回くらい現地に行っておけばよかったなあ。
一応2.5次元のライブ?を見れる機会はまだあるそうなので、そちらもご縁があれば行きたいなあという気持ちです。

ともかく、そのくらい面白い公演だったし、俳優さんやスタッフさんの技術力がすさまじくて感動したという感想文でした!

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