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経過観察ではなく、「療育しましょう!」と言って欲しかった話

今日は、しょうたろうの1歳半健診について
振り返ってみて、今だからこそ、
ちょっと物申したい事について書いてみたいと思います。


数年前のあの頃、
1歳半健診の後に、
訳もわからず心理士さんの面談を受けて、
数ヶ月後の次回予約をとって帰宅した私達親子でしたが、
訳がわかっている今、
あの日の事を振り返ると実は大きな後悔があります。



1歳半健診で発達に問題がありそうだとわかった後、医師の問診でも、心理士さんの面談でも、
一貫して「今は様子をみましょうか」というスタンスでの説明でした。



でも今わたしが思うことは、
「様子をみましょう」ではなく、
「今すぐ療育しましょう」と、
誰か1人でもいいので、
そう言って欲しかったぞー!!!



あの時の私に、
早期発見・早期療育という知識を、
医師でも保健師でも心理士でも誰でも構わないので、
早期発見・早期療育の重要性を、
無知な私に授けて欲しかったなーと
今でも時々思います。



後に知った事ですが、
年齢や月齢が若ければ若いほど、
人間の脳はやわらかく、外的アプローチを吸収して変化しやすいそうです。

そして先ず第1の期間として、
3歳までにアプローチを開始すると効果的。
第2の期間としては、
8歳までにアプローチを開始すると効果的。
という説があります。



1歳半だったあの頃に、もしもこの事を知っていたら、
すぐにでも療育を受けられる場所を探して、
1日でも早く子どもの療育を開始していたことでしょう。



「様子をみましょう」という周囲のスタンスに対して、
直ぐ動き出さなくていいの?と少しモヤっとしたのですが、
受動的に「そういうものなのか」と、
郷に入れば郷に従えの精神をわたし自身が選んでしまったんですよね。




結局しょうたろうが療育を開始したのは、
1歳半健診から1年半後、
3歳になる直前の頃のことでした。



早期発見・早期療育を知らなかった事に、
悔やむ気持ちが消えない私ですが、
私のような後悔をする方が1人でも減るよう、
微力ではありますが、
こうやってこの場をかりて発信したいと思います。


もちろん、早期診断のデメリットもあるとは思いますし、
色々な考え方がある事と思います。
ただ、
選択肢の一つとして
知っているけど選ばない、と
知らなくて選べなかった、では
大きく違いがあるのではと感じます。



以前は確かに、
子どもの発達は個人差が大きいので、
年齢の小さい内から決めつけず、
先ずは様子をみる。
状況が顕著になってきたら次の事を考えましょう
という
スタンスだったようですが、


最近では「早期発見・早期療育」という考え方へ
シフトしてきているのが実際で、
出会った医師、地域の保健センターによって、
様子を見ましょうという対応だったり、
療育しましょうという対応だったりとミックスされていて、
ケースバイケースな印象です。
今は過渡期なのでしょうか。



個人的な見解ではありますが、
息子の様子や、療育施設で出会ったお子さん達の様子から思うことは、
早期発見・早期療育は、
発達の凸凹・自閉傾向の緩和に、おおいに効果があると私は感じます。



「早期発見・早期療育」の考え方が広く多くの人に伝わりますように。


私の体験が、どなたかのお役にたてましたら嬉しいです!




参考文献
「脳をきたえるには運動しかない!」
ジョン J. レイティ
「イラストでわかる発達が気になる子のライフスキルトレーニング」
平岩 幹男
「発達障害の子の脳をきたえる 笑顔がはじけるスパーク運動療育」
清水 貴子


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