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時間を色で操る方法

時間はすべての人に平等に与えられているものですが
時間の感じ方については人それぞれですよね。

「もう1時間も経ったの?」
なんて驚いたり
逆に
「まだ1時間しか経っていないのか…」
とイライラしてしまったり…。

今回はそんな

「時間感覚は色によって操ることができる」

というお話をお伝えしたいと思います。


私たちの時間感覚は
色によって心理的に影響されます。

ある色に囲まれた環境では
時間を長く感じ、

また別のある色に囲まれた環境では
時間を短く感じるということが
わかっています。

結論からお伝えすると、
時間を長く感じる色とは
赤などの暖色系です。

そして逆に
時間を短く感じる色は
青などの寒色系です。


赤やオレンジ、ピンクなどの色に
囲まれた環境においては
実際の1時間が1時間半〜2時間ほどいた感覚になります。

とある実験では
窓のない赤い部屋で腕時計や壁時計を外して
営業マンに会議をさせたところ
実際は3時間ほどの会議だったのにも関わらず
その会議に参加していた人の多くが
「6時間ほど会議をしていたと思う」と答えたそうです。

また一方で、
青などの寒色系に囲まれた環境においては
実際の1時間が
30分ほどしかいなかった感覚になります。

この色における時間の感じ方の違いについては
G・ブライハウスという研究者が
筋肉反応のテストをしています。


G・ブライハウスのテストによると
普通の光よりも赤色光のもとでは筋肉の反応が12%素早くなるが、
緑色光になると反応が遅れるそうです。


この筋肉反応と
色によって時間感覚が狂ってしまうということは
密接に関連していると考えられています。

ここまでは
「へぇ〜」といった感じだと思うのですが、
この色の効果はあらゆるところで応用されていて
また、
自分の日常にも効果的に取り入れることができます。


まず赤などの暖色系が時間を長く感じさせるという効果については
例えば
ファストフードなどの
飲食店などでは赤を使っているところが多くあります。

赤やオレンジが食欲を促進するからといった理由もありますが、
特にファストフードやラーメン店など
回転効率を上げたい場合には
短時間でも満足度を上げることができるという点において
とても効果的であるといえます。


一方で
病院の待合室などでは
寒色系を中心とした涼しげなカラーの場所が多くあります。


こちらも清潔感を与えやすいからといった理由もありますが、
病院の待合室では
長く待たせてしまうことがあるために
なるべく短時間に感じるようにするといった効果もあります。

また、
工場などで青などの寒色系を取り入れる場所も多くあります。
時間を短く感じるために
終業のベルが鳴った時に
「もう8時間も経ったのか」と思うことができます。

これが逆だと
「まだあと4時間も残っているのか…」と残念な気持ちになり、
集中力を欠かしてしまいかねません。

そして
この効果は
私たちの日常生活においても取り入れることができます。


例えば
好きな人とデートをする時や
パーティーをする時
または結婚式をあげるときなどは
短い時間でもたくさんの楽しい時間を過ごしたなぁといった感じで
満足度を上げたいですよね。


そんな時には
暖色系に囲まれている環境を選ぶようにすると
満足度が高くなるといえます。

一方で
勉強部屋であったり
待ち合わせなどで相手を待たせてしまう場合などは
なるべく時間を短く感じさせたいですよね。


そんな時には
寒色系で勉強部屋のインテリアをまとめたり
寒色系の内装をしている場所を
待ち合わせ場所に指定することで

勉強に集中できたり
待ってくれている相手をイライラさせずに
済むかもしれません。


暖色系は時間を長く感じさせる
寒色系は時間を短く感じさせる

といったことをうまく活用して
より素敵な時間を過ごせるように
工夫してみてくださいね^^




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