2022年2月に読んだもの(その2)
ドストエフスキー『地下室の手記』(光文社古典新訳文庫)
ドストエフスキーは、読んでいても「何言ってんだこいつ」が延々と続くことが多い。なのに、読んだ後には「面白かったなぁ」となる。
ま、『罪と罰』と『カラマーゾフの兄弟』しか読んでないんですけどね。本書を読み終えてサンプル数が3になりました。
主人公のプライドの高さと卑屈さとねじくれ方が、自分の高校の同級生を思い出させる。私とは異質だし何が本心なのか全然わからないが、それでもつきあいはできるし、面白いなと思って印象に残り続ける