俺は知りたいんだ。走るってどういうことなのか

今日、三武潤さん主催のイベントに参加してきた。

「参加は自由!」「世代も年齢も問いません。
テーマは『let's enjoy everybody』」の言葉を真に受け、Twitterで行くかどうか悩んでいたところ、「行けよ!!!!!」「会いたい人には会っとくと嬉しいよ!」「むしろなぜ行かない選択肢があるのかが謎すぎる…大好きなのはみんな知ってるのにねぇ🙃」と友人が強く後押ししてくれたので、恐る恐る参加を決意した(なぜ「恐る恐る」かというと、陸上を見るのは大好きでも、私自身に陸上の競技経験はなく、高校に入学してからつい9ヶ月前まで、体育以外に運動をしたことすらなかったからだ)。

で、迎えた今日。参加された方のほとんどが陸上経験者(しかも超ハイレベル)で、「私がここにいて大丈夫なのか?」という思いが頭を過ぎる瞬間はあったものの(最初の最初の最初だけ)、結局は

参加してよかった…。

という気持ちを噛み締めながら、表参道へと向かうこととなった(帰宅の途にはついたのはその数時間後だったので、本当に向かった先を書くやつ)。参加してよかったと思う、超個人的な理由をとりあえず5つだけ紹介したい(理由多いな)。

①実業団や大学で陸上をされている/されていた方の動きを間近で見られた
一緒にやってみてほんっっとうによく分かったのだが、動きづくりやジョグのときの動作が、同じ人間とは思えないくらい洗練されていて、今まで抱いていた選手への尊敬の念がさらに増した。目が幸せだった。
②選手が実際に取り入れているメニューを体験(?)できた
陸上未経験者の私は、動画や記録会等で選手が動きづくりの動作をする姿を見たことはあっても、実際にその動きをしてみたことは一切なかった。こういう場にでも来なければ(そもそも三武くん主催でなければ行く選択肢もないだろうが)、選手が取り入れているアップなんて絶対にやることはなかったから、「なるほど、選手はこんな動きをしているのか」と勉強(?)になって本当によかった(生来の不器用さを遺憾なく発揮して、ポンコツな動きをしていたので、現役バリバリの子が常に目の前で見本を見せてくれた。本当にありがたさしかない…)。
③選手から直接お話を聞けた
ジョグ(1km7分弱)をしながら、練習や監督等のいろいろなエピソードを選手から直接聞けたのは、選手の経験していることを垣間見られた感じがしてとても楽しかった(少し話はずれるが、今までひとりで走ったことしかなかったので、誰かと一緒に走るのって楽しいんだな…というのも嬉しい気付きだった)。

残りの2つは、詳細は省いて項目だけ。

④次回開催までにもうちょっとちゃんと走れるようになっておこうというモチベーションが生まれた
⑤格好よく走りたいという目標ができた

***

9年以上体育以外で運動をしていなかった私が走り始めたのは、「私にも走れるだろうか」という疑問のような好奇心からだった。そして、その好奇心を辿った先にある気持ちは、ハイジの言葉を借りて言うならばまさにこれだった。

「俺は知りたいんだ。走るってどういうことなのか」(「風が強く吹いている」)

選手が走る姿を見ていたら、走るとはどういうことなのか、自分で走って確かめてみたくなったのだ。

そうして走り始めて1年弱、無駄な勢いと思い切りのよさでハーフマラソンやリレーマラソンを走ってみたが、走るときはいつもひとりだったし、知識も何もない自己流だった。そんな中で、今回高いレベルで競技を追求されている/いた方たちに混じって練習をして、走ることの新たな側面がほんの少し垣間見えたように思う。私が走り始めるきっかけとなった問いに対する答えはまだ全然見つからないが、私はいろんな「走る」を経験してそれを見つけたいんだなあ、という気持ちだけは分かった。

今回このような場を作ってくれた三武くん、超初心者でも温かく受け入れて、丁寧に教えてくれたほのかちゃん、るるちゃん、運営をサポートされたすべての皆さま、無駄に躊躇している私の背を押してくれた友人たちに感謝したい。

とりあえず次回のイベントに向けて、四の五の言わずに走りたいと思う。

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