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医・食・農 (1)

                   ( elle_kh 様 画像提供 )

皆様、お元気でお過ごしのことと思います。
今回から新企画、「医・食・農」がスタートします。

医学や食文化、農学などに関わって来た自分の経験を活かし、
皆様の健康的な暮らしに何か役立つ情報をお届けできれば、
この企画も無駄な行為ではないと考えております。

第一回目は「カリウム」のお話です。

じつは恥ずかしながら、この夏、私は酷暑に負けてしまい、
低カリウム血症の治療を受けました。その体験談です。


congerdesign 様 画像提供

体温を超える猛暑日、朝起きてみたら、体がふらふらで気力が湧かず、
食欲不振で何も食べられない。脱力感が尋常でなかったので、血圧計で
測定してみたところ、心拍数が100 近くあったのです。通常は 70 程度。

大学病院へ直行し、受診した結果、低カリウム血症が発覚したのです。
おそらく発汗や利尿によるミネラル喪失であろうと、ドクターが解説。

点滴治療で電解質を補い、カリウム製剤の数日分処方。的確な治療により
私の体調は回復へ向かいました。カリウムは心臓の心筋と深いかかわりが
あるので、低カリウム血症を放置すると心停止する場合もあります。

その後、食事面でもカリウム摂取を意識し、海藻類、芋類、緑黄色野菜、
ドライフルーツなどを適量たべるようにしています。

ただし、腎機能に問題がある方は逆に高カリウム血症を回避しなければ
ならないので、食事内容には注意が必要ですね。

いわゆる熱中症の中の一つの症例だったわけですが、水さえ飲んでいれば
良いということではないようです。皆様もお気を付けください。✨(^^)✨




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