世界史人物伝　No.19

ルキウス・ウィプサニウス・アグリッパ（兄）

生没年不詳

姓：アグリッパ

名：ルキウス

氏族名：ウィプサニウス

性別：男

出身地：不明

古代ローマの軍人。

アウグストゥスの腹心、マルクス・ウィプサニウス・アグリッパの兄。

騎士階級出身で、一族は裕福だったが、元老院議員を祖先に出すほど政治的影響力のある家系ではなかった。

ローマ内戦では、元老院派に属し、カエサル派と戦った。

この時、弟のマルクスは、カエサル派に属していた。

ルキウスは、マルクス・ポルキウス・カト・ウティケンシスの下で戦っていたが、紀元前46年4月6日、タプススの戦いで敗北し、捕虜として牢獄に入れられてしまう。

しかし、弟の友人、オクタウィアヌスの配慮で釈放されたという。

この戦いで、ルキウスが、弟と相対して戦ったかどうかは定かではない。

その後の事績は不明。