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あなた

『あなた』
この文字を見て
今、思い浮かんだ人はどんな人ですか?
近くにいますか?
それとも、遠い場所にいますか?
すぐに会える人ですか?
それとも、もうずっと会っていない人ですか?
愛しい人ですか?
それとも、憎い人ですか?

きっと憎い人ではないですよね。
愛しかったり恋しかったり
きっと大切な人ではないですか?

私はもうずっと会っていない人が
よく『あなた』になります。
中には二度と会えない『あなた』も。
人ではない時もあります。

『あなた』って
凄い言葉だなぁって。
こんなに愛情が溢れている代名詞だったんだなぁって。

彼方、貴方、貴男、貴女
全部『あなた』って読むんです。

日常生活で口にする事は少ないけれど
本や歌にはよく登場してくれて
その度に色んな『あなた』を思い出します。

でも家族の事は『あなた』とは呼ばない。
呼ぶのは
旦那さん、奥さん、パートナーだけ。
両親も子どもも親戚にも使わない。
多分、共に歩む相手だけを『あなた』と呼ぶ。

共に歩む相手は
きっと生まれも育ちも環境も違ったのでしょう。
人生の何処かで偶然出逢ったのでしょう。
いわゆる赤の他人から始まったのでしょう。

血の繋がりもなく家族という枠があるわけでもない。
それなのに生活を共にしたり
新しい家族を持ったり。作ったり。

家族なのに唯一『あなた』と呼べる人。

そんな『あなた』がいる人は羨ましい。

一番近くで見守る事が出来る。
一番近くで助ける事が出来る。
一番近くで心配する事が出来る。
一番近くで一緒に泣く事が出来る。
一番近くで一緒に笑う事が出来る。
一番近くで一緒に歳をとっていける。

たまに思い出す『あなた』もいいけれど
いつも思い出す『あなた』は特別。

笑っていて欲しい。
幸せであって欲しい。
悲しまないで欲しい。
傷つかないで欲しい。
苦しまないで欲しい。

願わくばそれを側で祈りたい。

そんな『あなた』に出逢えますように。
『あなた』に逢いたい。



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