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腸腰筋を徹底解剖(姿勢と腰痛とパフォーマンスアップ)

今回はトレーナー仲間の中村さんに記事を書いていただきました!


パーソナルジムの経営やトレーナー塾などもやられており、現場で使える良質な記事を書いていただけたので、ぜひ最後までご覧になってください!


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はじめまして。


福岡市で完全プライベートパーソナルトレーニングジムBe:EVER(ビーエバー)


を経営してます中村と申します。


パーソナルトレーニングのセッションと合わせて、現役のトレーナーさんに向けて


「トレーナー勉強会」の講師。


また今からトレーナーになりたいという人向けに


「初心者トレーナー塾」


などを開催しております。


現場でのトレーナーと合わせてトレーナさん向け講師もやってます。


今回は菊池さんよりお声かけいただき記事を書かせてもらいました。


初心者トレーナー塾でも行っている、すぐに現場で活かせる内容・考え方を記事にしています。


最後に特典もご用意しております。是非最後までご覧いただければと思います。


では早速基本的なところからいってみましょう!!!


①腸腰筋概要

腸腰筋は上肢と下肢を結ぶ唯一の筋肉です。(腰椎と大腿骨)


小腰筋は作用は強くなく、半数の人には小腰筋は無いと言われているので今回は腸骨筋と大腰筋に絞ってお話させてもらいます。

・大腰筋の起始停止:T12~L4•5 〜 大腿骨小転子
(支配神経:腰神経叢L1~C3)

・腸骨筋の起始停止:腸骨窩上部2/3 〜 大腰筋と合流し大腿骨小転子
(支配神経:腰神経叢L2~L4)

大腰筋についてもっと細かくすると大腰筋は深層・浅層に分類でき、深層は腰椎の横突起、浅層はT12~L4の椎体に付着となります。


ちなみに私が解剖学を勉強してもらう際には、起始・停止は暗記で覚えてもらいますが(もちろん細かい用語ではなく大体ここからここまでみたいな感じ)、作用については覚えてもらいません!


作用については付着部から想像して、どう動くかイメージしてもらいます。そうすると現場でも非常に役に立ちます。

作用
大腰筋:股関節の屈曲、外旋、腰椎の前弯
腸骨筋:股関節の屈曲、外旋、骨盤の前傾


付着部からもお分かりの通り大腰筋は骨盤を通過してそのまま小転子に付着しているので骨盤への作用は少なく、腰椎の前弯に作用します。


特に股関節軽度屈曲位約30°で腰椎の前弯に働くと言われています。
(イメージは股関節屈曲しながら骨盤を前傾方向にという感じです)


腸骨筋は腸骨に直接付着しているため大腰筋よりも直接的に骨盤の前傾に作用します。


※この記事は単品で350円となります。500円(初月無料)でアナトミーカレッジ(マガジン)を定期購読すると、1ヶ月4〜5本の記事が読めるので1本100〜125円でお得です。(マガジンは購読開始月に追加された記事が対象となりますのでご注意下さい)なおマガジンの詳細はコチラをご覧下さい➡https://kikuty-benchpress.com/anatomy-college/

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