トレーナー必見「坐骨神経痛の原因筋3選&改善策」
坐骨神経の周囲にはいろんな組織がある。
故に複合的に原因を考えていく必要もある。
今回は筋肉に絞って原因を解説、その後効果があったストレッチも話すので必見。
①梨状筋
なんだかんだ梨状筋は坐骨神経痛の原因になりやすい。
坐骨神経の走行はいろいろあり
・梨状筋の下を通るタイプ(これが一般的)
・梨状筋の中を坐骨神経が貫通しているタイプ
・梨状筋を貫通&下を通るの2つに分かれているタイプ
アトラスとかに載ってるのは一般的な下通過タイプ。
中を通るタイプは稀だが、このタイプは坐骨神経痛の原因として梨状筋の要因が大きくなる。
②内閉鎖筋
内閉鎖筋は梨状筋より下についているが、坐骨神経が内閉鎖筋に付着するケースもある。
つまり内閉鎖筋の緊張が高くなった結果坐骨神経を圧迫する可能性がある。
実際の解剖図を見るとわかるが坐骨神経と内閉鎖筋はかなり近い。
③大腿二頭筋,半腱/半膜様筋
これらの筋は坐骨から付着している。
なのでその付近で神経の圧迫を引き起こすのではないかと言われている。
これらの筋に対して反復的なストレスが加わると、筋が硬くなり坐骨神経痛を引き起こしやすい。
場所は上記画像を参照。
筋以外にもいろいろあるが、まず筋は最低押さえておくと良い。
おまけ: 仙骨孔付近で圧迫
と、言いつつ筋以外も少し話しておく。
坐骨神経は仙骨孔という部分を通るが、ここを通過する部分で圧迫される可能性がある。
例えば血腫がある場合、それが坐骨神経を圧迫して痛みしびれが出ることも考えられる。
※血腫=出血により組織内に血液が溜まり腫れた状態。
ただこういったものはMRIを撮らないと、あるかどうかわからない。
なのでひどい坐骨神経痛がある場合は、一度病院へ促した方がいいと思う。
このように坐骨神経痛が起こる原因はすごい複雑だ。
だから
坐骨神経痛=ヘルニア
坐骨神経痛=梨状筋
みたいな考えにならない方がいい。
坐骨神経痛を改善するにはなにをすればいいのか??
アプローチに関しては、やはり、殿筋群のストレッチをしっかりやっといた方がいい。
梨状筋ももちろんそうだが、さっき言った内閉鎖筋もそうだし大殿筋もそうだ。
いつだか読んだ論文で(うろ覚え)
「大殿筋の緊張が上がることにより、間接的に坐骨神経の圧迫を引き起こすかも。」
みたいな記述があった。
故に殿筋群のストレッチはやっておいた方がいいと考えられる。
実際tiktokやyoutubeでお尻のストレッチを発信したところ
「これやったら坐骨神経痛が楽になった!!」
という報告をしてくださる方がたくさんいた。
だからお尻の筋肉をストレッチすることは、坐骨神経痛を改善するのにめちゃめちゃ大事なんじゃね??と、思う。
ほぼ間違いないはずだ。
このストレッチでよい。
ぜひ坐骨神経がある方に提供してみてくれ。
ってことでみんなの研修担当ことキクティーによる、今日の研修終わり。
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