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トレーナー必見【腰椎の解剖学的特徴】

腰椎は腰の部分の背骨のこと。

「腰椎が過屈曲→ヘルニアなりやすい」 みたいなイメージが強いと思いますが、もう少し深く理解していきましょう

①根本的に腰椎にはめちゃめちゃ負担がかかりやすい

まず腰椎、というか腰にはめちゃめちゃ負担がかかりやすい。

なぜなら人間は「二足歩行」だから。

二足歩行になると、上半身の重みを腰で支えなきゃいけない

例えば前屈みになった時も前に倒れる上半身の重みを腰で支える。

だからめちゃめちゃ負担がかかる。

逆に四足歩行だったら腰への負担はない。

人も進化の過程で二足歩行になったんだけれど、四足歩行時代は腰痛は存在しなかったらしい。


②腰椎はどう動かすと負担が増えるのか?

前屈みになると当然負担は増えて腰痛の原因になる。

ただもう少し深ぼると、ある動作で負担が加わりやすい。

それは 「側屈+回旋」。

側屈と回旋なので、横に倒す動きと捻る動き これが加わると非常に腰を痛めやすい。

腰椎は構造上回旋の可動域はほとんどない。

というのも腰の後ろにある椎間関節という部分が噛み合うことにより、回旋可動域制限されているから。

しかし側屈を入れることにより、その接触が薄れてしまう。

故に腰への負担が増強する。

ただ大事なのはここから ↓↓↓


③腰椎の負担が増える原因

負担が増える根本的な原因はなにか?

結論から言うと「胸椎の回旋・側屈、股関節内外旋・内外転」これらが不足していると、代わりに腰が動きを代償するため負担が増えてしまう。

トレーナー界隈で有名な「ジョイントーバイージョイントセオリー」という概念がある。

「人間の体の関節は可動性が求められる関節と安定性が求められる関節に分かれていて、相互にその働きを全うすることにより、怪我のリスクを抑えてパフォーマンスを発揮できる。」

このような概念だ。

そして胸椎は可動性関節、腰椎は安定性関節、股関節は可動性関節に分類される。

なのでシンプルに胸椎・股関節の可動性が低下すると代わりに安定性が求められるような腰椎が動き過ぎてしまうため、腰の負担が増えやすい

このような現象が起こってしまう。

④日常生活で起こる具体例

日常生活で言うと、例えば振り向き動作では股関節・胸椎・腰椎の回旋可動域が必要になる。

このときに胸椎や股関節の回旋が少なかったら、やはり腰が回旋しやすい。

あと「斜め下の物をとる時」も股関節や腰椎や胸椎が(他の関節もありますが)連動して動くことで動作を遂行できる。

だからその動きが足りないと腰に負担かかる。

ただベーシックなトレーニング種目では、捻ることはほとんどない。

バーベルなので両側同じ動きをするからだ。左右非対称の動きはない。

ただ運動指導をする場合は、クライアントさんの日常生活のパフォーマンスを引き出してあげることが大事になる

だから左右非対称な動きでの運動も取り入れるなどして、パフォーマンスupに貢献しよう。

日常生活の中で関節を痛めるリスクを減らしていけるだろう。

ってことで今日の授業は終わり。また明日も受けてくれ。


こちらの「現場の指導で結果を出せる完全版動画(77分超え)」も、合わせて勉強に役立ててください。



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