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トレーナー必見「多裂筋の解剖学・機能・腰痛との関係完全解説」

基礎知識からマニアックな部分まで完全に解説

最後まで読めば指導レベルが爆増するので、ブクマして読み込んでください


多裂筋の解剖学

多裂筋は体幹部のインナーマッスルで、背骨一本一本に付着している

腰椎から仙骨部分の多裂筋は他の部分に比べると

かなり発達してるという特徴がある

細かいことを言うと、上後腸骨棘や仙骨後面の部分では

「大殿筋の筋膜と多裂筋の筋膜」

が連結している

上後腸骨棘部分での連結は少ないけど

仙骨部分の連結はかなり強固になされている


多裂筋の作用

・両側同時に収縮=腰椎の伸展
・片側だけ収縮=体幹の同側側屈+反対側への回旋


ただ多裂筋の収縮の方向的に、背骨を反らす運動は大きく起こさない

多裂筋は縦(斜め)に走りながら付着してるので、縦(斜め)方向へ収縮する

背骨を反らすというより、背骨が真っ直ぐ正しい位置にあるように支えてくれている感じ


多裂筋の機能的特徴

これは専門用語で言うと「生理的前弯」を作っている

腰椎は正常な場合少しだけ反ってる

その正常な反りを作っているということ

また脊柱を伸展させる主要な筋肉は

「脊柱起立筋」

ここばかり強くなってしまうと、相対的に多裂筋が弱くなってしまう

すると脊柱を伸展させる力ばかりが強くなるので、姿勢が崩れたり伸展ストレスがどんどんど加わり

結果的に腰の負担が増えてしまう


多裂筋と腰痛の関係

実は腰痛とも密接な関わりがある

腰痛の原因は複雑なので、しっかり評価していかなければわからない部分はあるが

多裂筋が硬くなることで腰痛が発生しやすい

まず多裂筋は棘突起〜横突起に付着しているが、実は深層と浅層に分かれている

深層の部分は腰椎の乳頭突起に付着しており、その上には脊椎同士を連結させる「椎間関節」がある

この部分は「侵害受容器」が多い、侵害受容器とは「痛みのセンサー」の事

多裂筋が硬くなると痛みのセンサーが多い箇所が引っ張られやすくなり

結果的に痛みが出やすくなるのだ

特に腰椎部分ではかなり発達してる筋肉なので、上位の脊柱より腰椎部分で痛みが出やすいとも考えられる


トレーニー多裂筋性腰痛多い説

トレーニーはヒップヒンジを意識して、腰椎をまっすぐにしたままデッドリフトなどを行なっている

デッドの際はハムストが伸張され、骨盤を後傾方向に引っ張る力が発生する

その後継方向への力をフラットに保とうとしている分、どこかの筋肉が支えるのだ

ではその筋肉はどこか?

そう、多裂筋だ

骨盤が後傾することで連鎖的に腰痛が後弯する方向へ引っ張られるが、それを多裂筋が頑張って支える

つまり重りによって腰椎屈曲方向へ引っ張られる負荷と

ハムストの伸張により骨盤後傾方向に引っ張られる負荷のどちらも支えているのだ

超がんばっている笑

前述の通り多裂筋は痛みを引き起こしやすいため、この現象により痛みが誘発されることもある

しっかりとストレッチする習慣をつけたほうがいいと言えるだろう

ぜひ参考にしてくれ

ってことで今日の授業終わり。

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