トレーナー必見「モビリティとスタビリティについて」
「モビリティ」「スタビリティ」
これらの言葉を聞いたことがあるはずだ。
ただ聞いたことあっても詳しく知らない方も多いと思う。
トレーニング指導する際に必須の知識なので、最後まで読んで理解してくれ。
まず結論
「モビリティ(可動性)=その人が持つ関節の可動域」
「スタビリティ(安定性)=可動域の範囲内で自由に制御できる能力」
このような意味。現場的に考えると
「ストレッチやマッサージで向上するもの=モビリティ」
「コンディショニングエクササイズなどで向上するもの=スタビリティ」
このようになる。
ストレッチを行うことも大切だが、それに加えて広がった可動域を自力で動かし、自由自在にコントロールできる能力も必須。
ちなみにモビリティだけ高い人は女性に多い印象。
PT時代から換算すると500名以上は女性の方見てきたので、おそらく間違いない。
女性のセッションの際には、意識的にスタビリティを取り入れていくと良いだろう。
スタビリティがないとどうなるのか?
結論、怪我をしやすい体になる。
わかりやすく例えていく。
肩関節の伸展角度が50°だったとしよう。この角度は自力で制御できているわけではなく、他動的に動かした時の角度だ。
つまりモビリティが肩関節伸展50°ということ。
そしてスタビリティ、つまり肩関節伸展を自力で制御できる角度は30°までだったとする。
このときに伸展30°以上の角度で、なおかつ伸展方向に負荷が加わる運動を行った場合
自分で制御できないがために伸展方向へ行き過ぎてしまう。
結果、肩を痛めやすくなるのだ。
可動域全般にわたって自力で制御できれば、怪我をすることなく抑えることができる。
だからこそ、スタビリティを向上させるべきである。
では実際、どのように双方を向上させていくのか?
モビリティ・スタビリティ向上の例
例えば股関節屈曲だと
①股関節屈曲のモビリティ向上=屈曲制限になりやすい殿筋群のストレッチ
②股関節屈曲のスタビリティ向上=股関節の屈曲伸展運動を繰り返す
これらを行ってあげるとよい。これでどちらの能力も向上させることができる。
下準備ができた上で、最後にトレーニング。、この場合デッドリフトなどだ。
これは全ての関節に言えることだ。トレーニング指導の際にはどちらも向上させていこう。
ってことで今日の授業終わり。
noteだけで異次元まで体の知識レベル上げていくから、俺についてきなさい。
毎日note見るように。
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