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社労士資格を取って再就職した私の「その後」①

こんばんは。キャリアにブランクがある方の再就職・キャリアアップのサポーターきくりんです。こちらの記事

の2に関連して、社労士としての私の仕事についてご紹介しますね。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、社労士の資格を取って独立開業する方、いろんな専門分野を持っている方など多くいらっしゃいます。今日は、社労士事務所にずっと勤務してきた私の例ということでお読みいただければ幸いです。

こちらの記事

にも書きましたが、最初の事務所で、2か月間は事務所の先輩たちが作成した書類を持って役所回りを主にしていました。提出後、控えの書類が返ってくるので、事務所に戻ってからそれをお客様に発送する準備もしていました。今は、手続きの多くが電子申請になっているので、役所回りが必要になることはかなり少なくなっています。

2か月経ってからは、事務所の代表に指導してもらいながら、お客様の会社の就業規則のチェック、改定案の作成をしました。就業規則は、決まった「お手本」に沿ってやればよいというものではありません。それぞれの会社の実態に合ったルールにしなければなりませんし、記載が不適切だったり漏れていたりすることによって、従業員との紛争の原因になってしまうこともあります。参考になる書籍もたくさん出ていますが、最終的には勉強や経験によって自分でノウハウを蓄積していく必要があります。法改正や裁判例の影響も受けますので、そうしたものもキャッチアップする必要があります。何年経験を積んでも、「終わり」はありません。

その後は、社会保険の手続き業務がメインになりました。事務作業的な面もありますが、正しく進めるためには、幅広い知識が必要になります。未経験から始めた私には、日々覚えることがとても多くありました。また、漏れ・遅れ・誤りは、社会保険料や従業員が受ける給付に影響し、お客様に大きな迷惑をかけてしまうことになりますので、スケジュール管理や作成した書類(今だと電子申請データ)のチェックがとても大事になります。

私が所属していた事務所では、お客様別に担当が分かれていましたが、事務所によっては、書類の種類別に担当を分けているところもあります。

転職した2番目の事務所では、新たに給与計算も担当することになりました。こちらも事務的な面も大きいのですが、手続きと同様、幅広い知識が必要になります。ミスはお客様からの信頼を失うことにつながるので、計算後も慎重なチェックが欠かせません。慣れない頃は、毎回とても緊張しました。

手続きや給与計算に伴い、お客様とのやり取りも多く発生します。必要な書類を揃えてもらったり、質問や相談に答えたりします。こうしたときにも、専門用語を使わず、相手にわかりやすいような伝え方を工夫することをずっと心がけてきました。

手続きや給与計算は、事務的な仕事が得意な方には向いています。社労士資格や経験がなくても、求人に応募できる事務所も多いです。ブランクがある方にもチャンスがあります。再就職先として考えてみてはいかがでしょうか。

私は、今は他の業務を多く担当するようになり、手続きや給与計算業務の比率はかなり少なくなっています。このあたりのことは、次回書きますね。

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