#4 Hasselblad XCD2,5/25Vレビュー
みなさんこんにちは、きくりんです。
桜も散り新緑の季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
近況ですがHasselblad X2D 100Cを肌身離さず持ち、撮ったり撮らなかったり。
今回のエントリーは先日購入したHasselblad XCD2,5/25Vのレビューになります。
本当はX2D100Cと合わせてお迎えしたXCD2,5/55Vを先にレビューしたかったけど、どうしても広角を使う機会が少ないのと、ここ最近天気に恵まれて星景撮影に持ち出せたので、先のレビュー投稿となります。
前回のエントリーでも本機について書いてますので、よかったらこちらもご覧ください。
まず、こちらのレンズ。フルサイズに換算すると20mm相当の広角レンズとなります。
オフィシャルでは夜景や星空の撮影に…と。
確かに広角単焦点、しかも明るいレンズなら夜景や星空の撮影に最適ですね。
私もX2D100Cで星景撮影をしたいという理由で購入しました。
フルサイズ換算20mmなら星景撮影に最適だよなー、でも高いなーとも思いつつ…
なんだかんだいってポチってしまったが、ポチった以上はレンズの性能をフルに味わいたい。
ただ個人的には星景は16mmで撮っていたこともあり、作品を作り込むならパノラマ合成は必須かなと。
ファーストショットは夕暮れ時のポピー畑にて。
ハーフNDを付けての撮影ですが、それでも輝度差が激しく、手前はほとんど露出がとれなかったです。それでもRAW現像したら花の色相、ディテールが残っている。
このあたりはさすが中判ミラーレス、X2D100Cの16bitRawの恩恵+レンズの描写性能かなと思います。
こちらの写真はピント位置をずらして複数枚撮影したものを被写界深度合成にて仕上げてます。
広角ならパンフォーカスいけるかと思ったけどF11でも全然ボケる。このあたりは良くも悪くもフルサイズと勝手が違う。
その反面、割と寄れる。確か25cmくらいまで寄れたはず。
お花とかクローズアップして撮影するときに背景整理してグッと寄れればいい絵が撮れる。
その他、浅草の三社祭での作例
色乗り、描写力はさすがといったところ。
全く関係ないけど、神輿の写真を撮るときは高い位置から撮ることが多く、腕を伸ばすだけでは限界があるので一脚ポチりました。
夕暮れ時の仲見世にて撮影した1枚。ピントは宝蔵門手前の神輿に合わせてます。
そして肝心の星景撮影。
前回のエントリーでも触れましたが海外のYouTuberのレビューではサジタルコマフレアが出るということで、どんなものかと思ったら…
見事に出てます。
左上の赤枠部分をF値を変えて撮影したところ、このような結果に。
開放だと盛大に出てる(爆)
オフィシャルのMTFチャート見たらそれっぽい波線になってました。
10万くらいのレンズだったら致し方ないと思う。でもね、50万円近いレンズでこれはないでしょHasselbladさん。
XCD 2,5/55Vがとても優秀なだけ、残念極まりない。
売却するか迷ったけど風景撮影でも使うし、赤道儀使って撮影するなら絞って撮れるから使い方次第かな。という結論に
これらを踏まえて星景撮影で使うなら
・F8まで絞る
・赤道儀を使う
・複数枚撮影でスタック処理をする
このあたりが最適解かなと。
こちらは2枚とも赤道儀に載せて4分16秒(確か)の露光時間でF8まで絞ったものを5枚スタックして仕上げてます。
これくらいまで絞り込めばコマフレアも気にならないかな?
しかしレリーズ無しで68分まで撮影できるのはとても便利。撮影準備が楽になりました。
夏場は星景撮影の機会も増えるとので、作例たまったらまたnoteでも公開しようと思います。
インスタやツイッ…じゃなくてXの方はリアルタイムで更新してるので、よかったらアカウントフォローお願いします。
それではまた!
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