ハイビスカス
集落の新年会が今日終わり
明日から本格的に日々がはじまる
休み明け
『本格的に日々がはじまる』と書いたけどそんなに肩ひじはらずに、ゆっくりはじめたいものですね
今日は部屋でこれからはじまる日々に向けて気持ちがそわそわしていた
知らない勉強ばかりだから予習しないと、と
お餅を食べながらやる気を出して、でもそわそわは収まらず机の前にだけ座って気がついたら紅茶のティーバック3種類も飲みすすめて
進んだ作業はスケジュール確認だけ
引き続きぼーっとしていたら
キョエーーーーーッ
と部屋のすぐ近くから声がした
お、これはすぐ近くにいるぞ!と思いベランダから外に出た
すると目の前の電柱の1番上にカンムリワシがいた
かっこいいなぁ、カッコいい!!
写真をバシャバシャとった
生き物はいいなぁ
心がふわっと落ち着く、満たされる
自然にもっと目を向けなきゃだぞ、と心をあらためていたら、立て続けに、カミキリムシとゾウムシを見つけた
カミキリムシは触覚が白と黒のシマシマでつるんとしておらず毛がシュッシュとクシみたいに生えていて私の好きなタイプの触覚だった
調べるとこれはイシガキゴマフカミキリ
ゾウムシは黒くてツヤツヤよく見ると腕がふっくらして筋肉マッチョに見えてくる強そうだ
調べるとこれはクロカタゾウムシ
クロカタゾウムシはなぜそんなに硬いかというと、自分のDNAの情報で固くなっているのではなく細胞内共生細菌の関与がそれを決定しているそうなのだ
研究で生き物同士の「寄生・共生」を発見できるなんて最高な気分だろうなぁと思って
いいなぁいいなぁと研究職に憧れて
クロカタゾウムシの研究結果を読んでいたら、締めくくりが
「害虫防除技術」の発展につながると思うよ
といった感じにまとめられていて
何かに役つよ、と言わないといけないような雰囲気のなかで研究者たちは宇宙の摩訶不思議を解明すべく冒険しているのか
隣の芝生が青く見えるメガネをつけていたことに気がついた
このメガネ、さいきん付けがち。気をつけよう
昔から、研究の結果を読んだり、身近な生き物を観察して、この生き物がいる事でここの生態系はどう広がっているのか、生き物同士の寄生・共生関係に想像を膨らませ、さらには月の満ち欠けと生き物の関わりとかまで考えを広げはじめると、自分がとても小さな存在としてこの場所に存在しているような不思議な感覚になるのが楽しい
それは生き物の繋がりを知ると、自分も1人で生きてるのではなくいろんなもののつながりの中で生きてる、まだまだ見えてなくて知らないことがたくさんある、さらには自分の感情の突起や生死のタイミングは自分がコントロールできない宇宙全体の何かが関わっているのかも!と自分の存在(境界線)をグワっと広げてくれるからかなと思う
自分がコントロールできないんじゃ、仕方ないなぁのんびり行くしかないじゃない、気ままに行くしかないじゃない、今をいきるだけだわ。と少しほっとする
だから、今年も生き物の一人として
まわりの生き物に目を向けて
自分の大きさを見つめ直して
日々焦らず、のんびり
自分の体を自分で操ってみたり
周りにゆだねたり
気の向くまま、風の吹くまま、進んでいきたい
大丈夫、大丈夫。
肩肘張らず、見栄張らず
からだ全体で生き物(人間を含む)と対話していこう
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