カメラを止めるな

こんばんは、ラグビーのW杯の試合を見たあとは映画を見てました。南ア強かったっすね。前半はわりといい勝負していたけど、後半から地力の差が出たというか、日本のディフェンスを完全に崩してましたね。まあ、そんなことより映画感想ですよ。見たのはカメラを止めるな! 2018年に流行語にもなった映画ですね。

お話の筋をここでいうとちょっと興ざめかなあ・・・前半はノンカットのゾンビ映画。後半はその裏事情です。前半のノンカット映画ですが、これ、なかなかの恐怖感を出してます。何より女優の叫び声と引きつった表情にリアル感があります。前半の部分は見ているうちにこれは二重構造かもな?ってなんとなく気付くんですが、それで良いんですよ。前半の女優の恐怖感と映画監督の、とにかく女優の本当の怖がっている表情を撮りたいという狂気が40分くらいの短編に収まっています。こっちのほうは、ゾンビ映画を見慣れていない自分からするとまあまあ良かった。最後の振り返る女優の表情も良い。

んで後半ですよ。これは前半の裏幕というか舞台裏を描いたものです。俳優は酔いつぶれているし、突然の事故で俳優は来ないから代役を立てざるを得ないし、これどうすんのー?!!とトラブルが続くわけですよ。それをなんとか娘の機転によって上手く40分の生放送ドラマに収めます。前半の伏線がここで綺麗に回収されるわけです。前半を思い出しながら後半を見ると「あっ、このシーンの事情はこんな偶然で出来たのか」と納得します。トラブルが続いたけど、それが自然な流れになってた偶然ってすごいね。ちゃんと話の流れが続いてたよ。

これなあ、きっと映画業界の人が見たら高く評価する作品なんだろうな。自分としては映画は見るだけで撮る側じゃないから、撮影の事情とかよくわからん。多分映画に詳しい人ほど好きな映画だと思う。そうじゃない自分としては、最高の星5つとは言えなくて、でも面白い良作だったよ、って感じの星4つくらいですかね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?