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子どもをあずけて出かけていい

 母が子どもをあずけて自分の楽しみの為だけに出かけるということは、男の人で言うと、仕事が忙しいにも関わらず、自分の娯楽の為だけに仕事を休むような感覚なのではないかと思う。
 先日、HAPPYちゃんの6000人無料招待ライブを見に大阪から東京へ行った。最初まったく行く気はなかったのだけど、「行く」という選択肢に許可を出した途端に現実は変わっていった。子育てにしんどくなってしまい、自分を変えたいと思い学び出した約4年前。今まで出かけることは「学びのため」がほとんどだったと思う。(あ、嘘でした。飲み会はよく行ってたw)それが今回わたしの娯楽の為、泊まりで遠出するというチャレンジとなったのでした。
 うちの場合、夫は反対しないし、子どもたちも「いってらっしゃい」という感じ。(思えばバンドを追っかけていた独身時代、ライブや遠征に行くことに口出ししないような人と付き合い、結婚したいと思っていたから、自分でそういう人を選んだんだろう。)反対されないならいいじゃんと思われることが多いが、結局は自分の問題となってくる。
 今回心がけていたことは、「無理しない、拗ねない」ことだ。前日に夕食用のカレーを作って、行きは新幹線、帰りは夜行バスコース。カレーは作れそうなら作る、前日余裕があったから作った。お友達はホテルに泊まると言っていたけど、そこも無理しない。わたしは今回できれば早く帰りたいから、夜行バスで帰る。わたしはホテルに泊まれない、ではなくて自分で夜行バスを選んだ。自分の罪悪感を感じないレベル感まで下げて、気軽に東京行ける気分を味わった。
 出かけるなら家のことを完璧にしていかないといけない、ということを経験し、なんで完璧にしなくちゃいけないんだという拗ねも経験し、何もしなくても大丈夫も経験し、その時その時の自分の状態で選べるようになった。高級フレンチだって塩おにぎりだってどっちも美味しいと思える方がいいに決まってる。
 そして昔、バンド追っかけて色々行ってた経験があったからこそ今回行けたんだなとも思った。夜行で行ってマックで過ごす朝や、ちょっといいホテル泊まってみたり、グリーン車乗ってみたり、カラオケで一夜を過ごしてみたり、無駄に昼バスで帰ったことも。みんな仕事しだしてからは、友達と別行動も多かったし。何もないと思ってた人生だけど、まぁちょっとは経験してる。
 あーでも次は安いホテルでいいから泊まりたいなw10年ぶりに乗った夜行バスはまったく寝れず、なんで昔それなりに寝れてたのか謎。


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