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ひとりぼっちのクリスマス

秋はいつ終わったの?

急に寒くなってきて、金色に色づいていた街路樹のプラタナスの葉も急な寒さのせいか、あたふたと葉を落とし、冬支度をしているみたい。
ほんと季節の移ろいを味わう間もない1年だったなぁ。

 季節は目で感じることが多いですね。
だけど、それが少しおかしくなってきている。

先日TVで観た、山の風景がとても奇妙でした。遠くの木々は紅葉しているのに、観光客の足元には真っ白な雪。何だかとてもシュールでした。

肌の触覚で感じる冬もありますね。
早朝のひんやりした冷気。秋の冷えた空気とは何かが違う感触です。
今年はそれが二、三日おきに入れ替わる。

また、スーパーの店頭で感じる冬もあります。
お鍋の具材の白菜が目のつきやすい店頭に並び始めると、冬だなぁと感じます。旬の野菜のカブもそうですね。食、味覚で感じる冬。

寒い地域なら、降り積もった雪を踏み締めて歩くときのキュッキュという音で冬を感じることがあるんだろうか。

私の暮らす京都ではキュッキュという音を鳴らせるほどの雪は滅多に降りませんが、別の音で感じる冬があります。
12月になると街中のいたる所で聴こえてくる、クリスマスソングです。

今年、ふと気づいたのですが、定番のジングルベルやホワイトクリスマスが少なく、ワムの “Last Christmas” やクリス・レアの “Driving Home For Christmas” 、イーグルスの “Please Come Home for Christmas” などをよく耳にしました。どれも私の大好きな曲で、流れていると、気がつけば耳を傾けています。

日本人なのにクリスマスソングで冬を感じるなんて、と思うこともありますが、日本はそうですし、こういう曲を思春期に聴いていたのですから。

子供がまだサンタさんを信じていた頃のクリスマスは、家でケーキを焼いたりもしましたが、ティーンエイジャーにもなると友達と遊ぶことが多いので
24日はほぼ私一人です。

そういえば “Please Come Home for Christmas” の邦題は、
「ひとりぼっちのクリスマス」だったと思い出しました。
ひとりぼっちのクリスマスかぁ、それも悪くもないなぁ。

そんなとき、ホットビネガードリンクを作り、
好きなクリスマスソングを聴きながら飲む。

ちょっと、いいかも(^^)

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