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嘘つきはわりとそばにいる・・


就職支援をしていると
たまに
とんでもない学生と遭遇する

息を吐くように嘘をつく・・

何かできなかった言い分けを
次々と思いつく彼は

親戚に不幸があった
から始まり
お母さんがコロナにかかった
成績証明書の提出が遅れたのは発行機が壊れた・・・

過去に遡ると
交通事故にあった
コロナ禍で就職先が突然消えた

言い訳は
色々思い浮かぶようで

もしかしたら
少しだけ本当のことはあったのかもしれない

だけど
きみの周りだけ
そんなに色々なことが起こるって
おかしくない?

たとえ
本当だとしても
そんなに言うと
きみはとても不幸な人に見えるから
言わない方がいいんじゃない

とやんわり
指導してみる

人は
うそつきに
うそつき
とは言わない

何も言わず
そっと離れていく

なるべく
嘘をつかせたくなかったな

最後に内定報告に来てくれた時
そんな時も
一言、嘘をつくことを忘れなかった
きみの笑顔は
とても輝いていたんだよな・・

遠くから
うーんと遠くから
祈ってるからね


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