長期海外生活から日本へ再移住 その9 商工会

おっさんです。こんばんは。

長期滞在した国から日本にUターン移住をしています。久しぶりに生活する日本で、心に触れた様々を匿名でつぶやいております。本日のこのお話で、一応一段落となります。

おっさんは、事情があって日本に再移住する運びとなりましたが、日本で仕事があるわけではありません。50を過ぎていますので、就職にはめちゃくちゃ不利です。ならば、と個人事業を興すことを思いつき、現在準備を進めています。

ただ、海外でもあまり複雑な仕事をしていたわけではないので、例えば営業や集客、納税、あるいは銀行から融資を受ける、といったことに全く知識がありません。ここ大事ですよ。全く!です。

こんな状態で、何で事業を始めようと思えたのか、不思議に思う人が100%だと思いますが、人生にはいろいろなことが起き、どのように転がっていくかは本当に分からない、という点を強く申し上げたいと思います。

さて、日本に入国した2日目のこと、入国時に換金した日本円を銀行に預金しに行き(遠い昔の出国前に作っておいた口座がまだ生きています)これからどうするかなーと考えたくて、銀行の隣の喫茶店に入りました。店内でWifiが使えたので(この時SIMはまだありませんでした)、地方自治体で創業者支援の何か(補助金など)がないか検索してみました。すると、昨日手続きをした役所には該当する課はなかったのですが、「商工会」という団体のホームページが見つかりました。起業のためのセミナーをやったり、相談を受け付けているとのこと。えー?ちょっと興味あるかも!

でも、政治団体と関係のあるところだと嫌だし、この時は「生活が落ち着いたら話を聞いてみよう…」ぐらいの気持ちでした。

その後、情報収集の拠点をつくるべく、近所の図書館へ図書カードやら何やらの手続きに。ここの図書館は自習も可能なので大変ありがたい!そして、帰宅。この時午後3時半。

リビングでテレビを見ている父にショウコウカイって何か知っているか尋ねたところ、「そういえば、おとといぐらいの新聞に何かチラシが入っていたよ」と、『創業塾2023』というチラシを出してきました。来年1月から2月にかけて、4回にわたり起業についての経営、販路開拓、財務、人材育成についての授業が聞けるという催しです。「これって私のためにあるのでは?」講師は中小企業診断士の先生、定員は20名、急がねば!その前に、

私「でもこのショウコウカイってのは、政治団体とは関係ないの?」
父「関係ない。青年商工会議所というのはまた別の団体」

とのこと。地方公務員だった父は、こういう話にはかなり詳しいのです。その父が、「事業を立ち上げるなら、話を聞きに行ったらよいのでは?」との提案。時間は午後4時前。まだ開いてる!ということで、先程のチラシを持って商工会を訪ねることに。

場所は役所の隣で、さっき来た図書館と同じビルでした。事務所を訪ねると、非常に丁寧にご対応くださり、創業塾の説明もしてくださいました。もちろん参加申し込みもしました。

ついでと言ってはなんですが、商工会とは、どのような団体なのかも伺いました。ご担当者によると、事業者からの経営についての相談(法務、税務、労務)に対してアドバイスをしたり、起業や事業承継の手伝いをしたり、あとは国の補助金などの申請をサポートしたり、地域の事業者のネットワークづくりをしたりもしているとのこと。まさに私のためにある団体です!

また、無料でホームページを簡単に作成するようなサービスも提供しているとのこと。ホームページを作る必要がある私には、この上なくありがたい話です。

「それで、商工会の会員になるためにはどうすればいいんですか?」
「申請書を提出していただき、会費を収めていただければ会員になれます」
「会費ですか…。ちなみに…おいくらですか…?」
「月800円です」
「今すぐ入会させてください!」

ということで、その場で入会する運びとなりました。会費は銀行引落をするため、手続きには銀行通帳や印鑑が必要でしたが、午前中に銀行で手続きを済ませていたため、全て手元にありました。速攻で書類を書き上げ、おっさんも晴れて商工会の一員となりました。

これから、私の事業がどのように育っていくのか、どっちの方向に向かって進んでいくのか、全く想像ができないのですが、すくなくとも、アドバイスをくださる方は見つけられたような気がします。創業塾のセミナーは1月初旬からですが、若い皆さんといっしょに経営について学べることが、今からとても楽しみです。いろんな出会いを怖がらずに、一歩一歩着実に進んでいけたらなと思います。

それでは、「長期海外生活から日本へ再移住」のお話、ひとまずここまでといたします。

お読みくださり、ありがとうございました!またね!

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