わーすた三品瑠香が捉えたアイドルの”輪郭” ――2024生誕ライブレポート
トラックメイカー的なサウンドがライブの開始を知らせる。いつものOvertureではない、これは何だ。岸田勇気が手掛けたにしては初々しさがあって、これはきっと彼女が自分で作った曲に違いないと思った。開幕からの嬉しいサプライズに、思わず頬が緩む。
やがて彼女が現れ、ステージ中央で立ち止まる。電子音のフレーズが終わり、歌い始めたのはYOASOBIの『アイドル』。
何故だろう、彼女がこの曲を歌うのを知っていた気がする。そんな錯覚をするほど、その選曲には説得力があった。
ライブを後から振り返ってみれば、その錯覚の、予感の、その正体こそが三品瑠香というアイドルが獲得した魅力であり、あのライブの感動の理由だった。
本稿は『三品瑠香生誕LIVE~アイドル人生!万々歳!~』のレポートを通して、三品瑠香というアイドルの魅力を紐解くことを試みる。
バンド活動によって相対化された”アイドル”
さて、私が抱いた錯覚の正体を明らかにするには、このままライブレポートを続けるわけにはいかない。一旦、今年の1月まで遡る必要がある。
シンガーソングライターとしての成長も見せた1月
2024年の1月23日(火)、三品瑠香は吉祥寺SHUFFLEで行われた対バンライブに出演した。このライブを三品瑠香はギターの弾き語りスタイルで臨んだ。このライブは、今回の生誕ライブを語る上で重要な補助線になる。
私は去年の9月に同じライブハウスで開催された『三品瑠香Acoustic Live~かくしべや』のチケット抽選に外れ、そのステージを目撃することが叶わなかった。だから、ギターを持つ三品瑠香の姿を見たのは、2023年3月にバンド形式で行われた『三品瑠香 Birthday Live ~やったれ!vol.22~』以来だった。
3月のライブは楽しいものではあったが、まだ拙さを感じさせた。ギターを弾きながら、他のバンドメンバーと呼吸を合わせながら歌うのは簡単なことではないのだろう。歌唱はいささか不安定だった。
そのライブから10ヶ月、彼女の歌とギターは目覚ましい進化を遂げていた。この日のステージはとても良かった。歌に不安を感じさせることなど微塵もなく、彼女の音楽はただひたすらに私を圧倒した。
夏をテーマにした、2023年の新曲(タイトル未定)も良かった。疾走感のあるメロディに、爽やかさと切なさが同居する歌詞が乗った、良質な青春ロックだ。特に「むやみに溶けるアイスクリーム」なんて、文句無しに冴えているフレーズだと思う。
シンガーソングライターとしての完成度が抱かせる不安
もはや「アイドルの片手間」の域を超えている。あの日のステージを見て、そう思った。
あの日は衣装もアイドルとは趣向を変えていて、歌い出す前から世界観の演出もバッチリといった感じで、完全に様になっていた。
あまりにも完成度が高かった。
そんなステージを目撃することができて、私の心は喜びで満たされていた。しかしその喜びの奥底で、微かで確かな不安が渦巻いていた。
その不安とは、彼女が近い将来、アイドルを辞めるかもしれないというものだ。
「アイドルの片手間」で始めたシンガーソングライター・バンド活動。だけどそれが通用するクオリティになれば、アイドルのセカンドキャリアになり得る。元NMB48の山本彩のような先例だってある。
シンガーソングライターとしての完成度が高くなればなるほど、セカンドキャリアとしてのその姿が想像できてしまう。その未来がそう遠くないと思えてしまう。ストリート生(デビュー候補生)から数えれば、彼女のアイドルとしてのキャリアは10年を超える。だから、その日はいつ来てもおかしくないのだ。私がアイドルとしての三品瑠香をまだまだ見たいと願ったとしても。
不安を払拭する、アイドルならではのステージ
しかしながら、その不安を払拭するような感触もあのライブにはあった。むしろその感触こそが、あの日のライブの本質だった。
これは先月まで私の希望的観測に過ぎなかった(今は確信に変わった)のだが、シンガーソングライターをやるにあたって、三品瑠香は自身のアイドルという出自に自覚的になった。3月の段階ではそれを感じなかったので、最近になっての変化だと推察する。
そう思ったのは、シンガーソングライターとしての三品瑠香の強みがアイドルという出自と切っても切り離せないと気付いたからだった。彼女は自身でその強みを自覚し、全面に押し出していた。
その日は対バン形式だったので、三品瑠香の他に3人のシンガーがステージに立っていた。どのシンガーもそれぞれに良いステージだった。
そんな中、他との比較で見えてくる魅力・強みというのがあった。ソロ女性シンガーとしての三品瑠香の強みの一つは、間違いなく顔がめちゃくちゃ可愛いことだ。服のセンスも良い。背も高く、ステージに立つ姿にダントツで華がある。
もちろん、この強みというのは彼女の本職がアイドルであることと切っても切り離せないだろう。容姿の美しさはアイドルという職業で何よりも求められることだし、ライブで「可愛い」を体現することを繰り返してきた。
これは深読みしすぎかもしれないが、先述の夏の曲も、爽やかに切ない恋愛模様を描いた歌詞は秋元康を思わせる世界観で、単に青春ロックへの転向というだけでなく、アイドル的な要素を感じさせるものでもある。
アイドルからシンガーソングライター・バンドへ向かう(逸脱する)矢印だけしかないのなら、そのベクトルが強くなればやがて、彼女はアイドルから離れてしまう。それが私の抱いた不安だった。
しかし、あのライブで分かったのは、シンガーソングライターとしての三品瑠香にとって、アイドルとしての三品瑠香が必要不可欠であるということだ。どちらかが欠けたら、もう一方の魅力も霞んでしまう。
それを彼女が自覚しているのなら、アイドルであることにこだわってくれそうだ。まだまだアイドルを続けてくれそうだと、そう思えるのだ。
バンドとアイドルという対極の存在
考えてみれば、シンガーソングライター・バンドとアイドルは対極的な存在だ。
シンガーソングライターやバンドは自分で詞曲を作り、自分で演奏する。一方で、アイドルは世界観から大人にプロデュースされ、楽曲も職業作家が書き下ろす。
シンガーソングライターやバンドは、まず自分の世界観や音楽があり、ファンはそれに共鳴して付いてくる。それに比べればアイドルはもっと現金なところがあって、ファンが求める理想像を体現しようとする。
バンドはコンパクトなライブハウスを好み、売れたとしてもライブハウスで演ることを美学とする。アイドルの場合、専用劇場を持っていない限り、ライブハウスの美学はみられないかもしれない。
三品瑠香が弾き語りを始めたのは、プロデュースされ演じるだけのアイドルというフォーマットに窮屈さを感じていたからかもしれない。
自身の集客能力でははみ出してしまう、小さなライブハウスでライブを行ったのは、そのようなライブハウスへの憧れや美学があったのかもしれない。
そうした活動は、初めはアイドルからの「逸脱」だったのかもしれない。しかし、アイドルから離れた位置に立って、アイドルを外側から見たときに、その魅力、強さを再発見したに違いない。三品瑠香はバンドによってアイドルを相対化することで、その輪郭を掴んだのだ。
アイドルが『アイドル』を歌う意味
『アイドル』を歌う予感の正体
1月の弾き語り形式のライブがアイドルであることに自覚的だったのなら、アイドルとしてのライブでは反対に、シンガーソングライターの才能を活かした仕掛けをしてくるかもしれない。そんな推測をしていたが、発表されたライブタイトルは『三品瑠香生誕LIVE~アイドル人生!万々歳!~』だった。
私は考えを改めた。このタイトルならば、こちらでもアイドルであることに自覚的な演出を仕掛けてくるだろう。
そこまで予想がついていたので、YOASOBIの『アイドル』を歌うことには納得感があった。それが私が抱いた錯覚の、予感の正体だった。
YOASOBI『アイドル』は、令和の『なんてったってアイドル』である
なぜ『アイドル』を歌うことに納得感があったのか。それは『アイドル』がアイドルという職業に自己言及する曲であり、アイドルを題材としたフィクションのテーマソングだからである。『アイドル』が持つそのような文脈は、アイドルが歌うことで間違いなくその肩書に自覚的な意味を与える。
『アイドル』はアイドルの虚構性を肯定する。ステージ上で見えるものは、嘘でつくられた虚像かもしれない。そんなアイドルの性質をアイドル自身が歌ってしまえば、少なくない意味が発生する。
アイドルへの自己言及という点では、『アイドル』は小泉今日子の『なんてったってアイドル』に似ている。だが『アイドル』がそのような使われ方をするとき、『【推しの子】』のテーマソングであるという文脈が必ず付随するのは大きな相違点だろう。この曲が描いているのは、アイドルの虚構性そのものというよりはアイドルの虚構性を題材としたフィクションである。だからこの曲を現実のアイドルが歌えば、アイドルの虚構性を肯定しようとする一方で、それはフィクションであり現実のアイドルとは違うのだという真逆のニュアンスも含むことになる。
そうした文脈が乗った三品瑠香の歌う『アイドル』は、アイドルという職業を全うしようとする覚悟を感じさせるものだった。
『完璧で究極のアイドル』なんてフレーズも、そうなってみせるのだという気概を感じずにはいられなかった。
思えば、2010年代から『ラブライブ!』や『アイドルマスター』などの二次元アイドルコンテンツは三次元アイドルを凌駕するほどの盛り上がりをみせるようになった。それらフィクション(=虚構)のアイドルと相対化されることで、三次元アイドルは改めて「アイドル」という概念の価値を見つめ直してきたと言えるかもしれない。
それこそ『【推しの子】』のアイみたいに、フィクションなら「完璧で究極のアイドル」という性質をもった人間が存在しうる。たとえ「完璧で究極」でなくとも、フィクションのアイドルキャラクターは愛されるべき特徴がデザインされている。また、深く感情移入せずにはいられない魅力的なナラティブが用意されている。そんなキャラクターたちと比べて、生身のアイドルが勝っている部分はあるのだろうか。生身のアイドルが「完璧で究極のアイドル」になれるのだろうか。
これは考え過ぎかもしれないが、三品瑠香はそんな二項対立にあえて挑んだようにも思えてしまう。現実では、アニメやゲームのように分かりやすい魅力や物語を演出するのは難しい。ならば、チャームポイントも、属性も、ナラティブさえも、ライブの一瞬に詰め込んで極上の輝きにしてみせる。そうすれば「完璧で究極のアイドル」がステージに顕現するのだと、三品瑠香は鮮やかな答えを示してみせた。
カバー曲で魅せる表現の幅
1曲目だけでずいぶんと長く語ってしまった。さて、それでは3月3日のライブレポートに戻ろう。
YOASOBI『アイドル』から始まり、千石撫子『恋愛サーキュレーション』、みきとP feat.初音ミク『少女レイ』、ryo(supercell) feat.初音ミク『ワールドイズマイン』、Ado『唱』とカバー曲が続いた。
歌い方は原曲に忠実ながらも、粗を感じさせない流石の歌唱力。後のMCで「我が物顔で歌っちゃって」と照れ笑いしていたが、それが出来てしまうのが本当にすごいと思う。
『アイドル』を歌い上げたと思えば、甘い声で魅せるキャラソンの『恋愛サーキュレーション』をとびきり可愛く歌ってみせる。この振り幅にはやられた。この日は客席側にセンターステージが用意されていて、『恋愛サーキュレーション』はそこに出てきての歌唱だった。私はセンターステージに面した席だったので、彼女の甘い歌声を聴きながら至近距離でレスを拝領した。こんなに幸せなことは今までの人生で無かったと断言できる。
こんな幸せも、センターステージを用意してくれた三品瑠香のホスピタリティがあってこそ。山野ホールはかなり縦長の箱で、キャパシティの割に後方の席はステージとの距離がある。また、後方以外の客席に傾斜が無いので、中ほどの席も観づらさがある。そんな箱の欠点をカバーするアイデアがセンターステージの設置だった。
はじめの2曲はアニソンで、彼女の趣味を反映させた選曲だった。わーすたの楽曲もアニソンに近いところにある(アニソン畑のコンポーザーが多い)ので、どことなく親和性がある。
3曲目では、以前YouTubeにカバー動画を投稿した『少女レイ』をフル尺で聴かせてくれた。みきとPはストリート生・わーすたに多数楽曲提供をしている、縁のあるコンポーザーだ。
続く2曲はどちらもボカロ文化から出てきたコンポーザー・シンガーで、アニソンと同様、彼女の趣味をうかがわせるとともに、わーすたの道のりとの関連を感じさせる。ここではロックなアイドルの姿もみせた。
カバー曲後のMCでは、衣装を紹介していた。自身でデザインしたというその衣装は黒とピンクを基調としたゴスロリ風衣装。金髪ロングと組み合わさって、まさにお人形さんのよう。ロリータ的な意匠を取り入れていながらも、それに付随しがちな病み系の印象は感じさせずキュートさだけを抽出しているのは、彼女のもつ雰囲気が為せる業かもしれない。
”アイドル人生”を振り返るセットリスト
そのあとはわーすたのメンバー3人が登場。第2部MCの猫ミームの下りが可愛かった。
ここからのセットリストは、三品瑠香のアイドル人生・わーすたとしてのキャリアを振り返るものだった。それはまるで、彼女のアイドル人生を肯定する旅のようだった。
スト生曲から最新曲へ
生誕イベントではストリート生時代の曲をやるのが定番。今回は『きっと For You!』と『あこがれストリート』の2曲を披露した。MCでスト生の頃の気持ちを思い出したと話していたが、パフォーマンスはフレッシュさの再現というよりもアップデートした最新版という印象で、10年間で積み重ねたものを感じさせた。『あこがれストリート』のサビの振り付けが可愛い。
続くは新譜C/Wの『恋に恋する眠り姫』(第1部)。聴けば聴くほど好きになるこの曲は、音楽プロデューサーの岸田勇気の作編曲。以前のカップリング曲はいかにもカップリング然とした曲が多かったが、『Tokimeki*Sing A Song』辺りからギアを上げてきていて(『Tokimeki*Sing A Song』はまるでアイドルアニメのOP曲のような雰囲気だ)、今回の『恋に恋する眠り姫』もライブの定番曲になり得るようなパワーのある楽曲だ。
第2部ではこの曲と入れ替わりで表題曲の『えいきゅーむちゅーでこうしんちゅっ!♡』が披露された。スト生曲からわーすたの現在地を示す新曲へと続く流れは、10年の歴史を感じさせる。
さらに続くは、『アンバランス・アンサーズ』(第1部) / 『萌ってかエモ』(第2部)。2つの楽曲に共通するところを挙げるとすれば、コンポーザーがどちらもボカロ出身ということだろうか。セットリスト前半との繋がりを感じさせる。
『アンバランス・アンサーズ』は三品瑠香の力強いボーカルが味わえる楽曲だ。最後のロングトーンは何度聴いても惚れ惚れする。
『萌ってかエモ』で三品瑠香はロックな表情とぶりっ子的な可愛らしいアプローチを織り交ぜた歌い方をみせる。三品瑠香というアイドルの魅力を鮮明に浮かび上がらせる曲だ。
大きなステージで歌う姿を想像させた『ワンダフル・ワールド』
その後は4人がセンターステージに出てきて『ワンダフル・ワールド』を歌った。キャリア初期の初々しさを思い出させる曲だ(私はその時代を映像でしか見たことがないのだが)。
1部と2部で変化(進化?)したアイスクリームの振り付けはもちろん見所だったが、何よりセンターステージでメンバーが次々に目の前にやってくるのが良かった。正面ステージだってそれほど遠くはないのに、目の前に来てくれるとめちゃくちゃ嬉しい。1000人に満たない箱でセンターステージというのがまず珍しいことではあるのだが、本来アリーナクラスの大きい会場になって初めて生じるような感動を生み出せてしまうのなら、彼女たちがより大きなステージに立つ姿も想像できるというものだ。
スト生曲から新曲、続いてコロナ期前後のミニアルバム曲、ファーストアルバム曲というのがここまでの流れだった。セットリストがわーすたのキャリアを満遍なく振り返るものならば、現在のわーすたの音楽性を代表する岸田勇気とやしきんの曲も当然やるだろう。私の予想通り、続く曲は三品瑠香の歌い出しで始まる『ミライバルダンス』(第1部。第2部は『遮二無二 生きる!』)。
そういえば、『ミライバルダンス』が初披露された、わーすたが4人体制になって初めてのワンマンライブも山野ホールだった。あっという間に過ぎた2年に思いを馳せる。
そして続くは田淵智也によるキラーチューン『清濁あわせていただくにゃー』。観客のボルテージを最高潮にして、4人でのステージは幕を閉じた。
”完璧で究極のアイドル”から”等身大の少女”に
最後に、三品瑠香だけがステージに残った。
そして彼女は語り始める。アイドルになりたくてなったわけじゃないけれど、今はファンを前にしてステージに立つことが楽しくて大好きだということ。ファンのみんなのおかげで、アイドルを続けられていること。
私としては、ライブタイトルの「万々歳」に「キャリアの終わりが近い」というような意味はないことを明言してくれたのが嬉しかった。
ファンへの感謝の言葉に続いて、彼女は曲振りを始める。この曲には普段思っている言葉がたくさん入っているから、いつか歌いたいと思っていたのだと言う。
そして歌い出したのは、HoneyWorksの『誇り高きアイドル』。
1曲目に歌ったYOASOBIの『アイドル』はアイドルの虚構性を肯定する曲だったが、『誇り高きアイドル』はアイドルが虚構であることを拒否し、等身大の少女であることを肯定しようとする曲だ。
『アイドル』がアイドルの虚構性そのものではなく『【推しの子】』というフィクションについての曲であることは先に述べた。『誇り高きアイドル』もこれに似た構造を持つ。
『誇り高きアイドル』には、声優である夏川椎菜(彼女もまた優れたシンガーである)がHoneyWorksの作り上げた世界観の中でアイドルmonaを演じているという構造がある。アイドルの本音を歌ったような歌詞は、これがフィクション(=虚構)であるからこそリアリティがあり、共感を呼ぶのだと思う。
それを役を演じていない本物のアイドルが歌おうとすると、不思議なことに何か身体に纏っていたものが一枚、ぺらぺらと剥がれ落ちて、さっきまでとは違った姿が現れてくる。
ライブ冒頭で『アイドル』を歌う三品瑠香はまさに「完璧で究極のアイドル」に見えたが、最後の『誇り高きアイドル』では逆に、まだまだ成長途中の、等身大の少女のアイドルに見えた。
きっと彼女はこれからも、進化し続ける姿を見せてくれるのだろう。
歌い終わり、最後には改めてファンへの感謝と愛を伝えてくれて、三品瑠香は本当に愛に溢れるアイドルだった。
本当に良いライブだった。今でも余韻のなかにいる。
三品瑠香がここ数年間取り組んできた、ギターを弾いて、曲を書いて、バンドで歌うという挑戦は、2024年になってアイドル三品瑠香の大きな栄養となって実を結んだ。
『三品瑠香生誕LIVE~アイドル人生!万々歳!~』はまさに三品瑠香がアイドルの「輪郭」を捉えたという他ない、素晴らしいステージだった。
彼女が見せてくれた夢のようなステージ、あの時間を私はいつまでも忘れないだろう。
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