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どうしても消化しきれない『すずめの戸締まり』についての今さらのぼやき

ネタバレ全開です。 もう二ヶ月ほど前になるが、新海誠の最新作『すずめの戸締まり』を公開初日に観てきた。 おもしろかった。 これは間違いなく言える。おもしろかった。 RADWIMPSの歌声は鳴りを潜め、十明さんの『すずめ』が全面に押されている点が非常に良かった。というか本作にRADの歌声は合わないと思う。『天気の子』が良すぎたというのもあるけど。 新海誠の作品群にみられる、細かい設定の省略と展開上の省略は相変わらずあったが、考えても仕方がない部分なので、大雑把に鑑賞して

    • エヴァンゲリオンはおもしろいのか

      先日投稿した記事に、Twitter上で、嬉しいことにコメントをいただきまして、その方への回答をここにまとめようと思います。 Twitterで返事をしても良かったのですが、絶対にネタバレを呟きたくないのでここに記します(noteだったらゾーニングがされていると思うでネタバレしてます)。 先に、いただいた質問に回答しようと思います。 以下はすべて私見です。26歳のライトなオタクが語っているだけです。 趣旨がずれていたら申し訳ないです。 【茶番で感謝できる理由】 そもそもエヴァ

      • エヴァに救われ、エヴァに背中を押されたオタクの話

        2021年3月8日月曜日 新宿バルト9にて、シン・エヴァンゲリオンを観た。 上映後、しばらく座ったまま、その余韻に身を任せていた。 以下、ネタバレあります。 エヴァンゲリオンとの出会いは、小学生の時。 アニマックスでやたらとCMが流れていて、たまたま観た。 初号機が使徒を食べる回と、ミサトさんが加持さんとベッドでエッチなことをする回だった。 捕食シーンのグロテスクさと(このシーンのせいで未だに、すじ肉を食べられない)、セクシーなシーンとで、強烈な印象を与えたアニメだった。

        • 情報弱者を救うのは企業の役割なのか——ahamoの料金プラン発表から学んだこと

          先日のdocomoの発表に合わせて、考えていたことをまとめた。 情報弱者差別ではないか、という批判に違和感を感じたことがきっかけだった。 先に結論を書くと「やはり個の時代は終わった。周りと手を取り合う時代が来た」である。 そう結論づけた理由を、以下にダラダラと書いていく。 docomoは情弱差別企業なのか 先日、docomoが新料金プランとしてahamoを発表した。 月々20ギガのプランで月額2,980円という破格の料金である。 同時期に新料金プランを発表したauとsoft

        どうしても消化しきれない『すずめの戸締まり』についての今さらのぼやき

        • エヴァンゲリオンはおもしろいのか

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          令和になって映画館で『涼宮ハルヒの消失(ジムノペティ)』を観たオタク

          2020年10月14日、私は立川の映画館にいた。 立川の映画館は映画通の間では有名で、音響設備に力を入れすぎていることで話題となり、噂には聴いていたが本当に音響が素晴らしく(それが後に精神ダメージを与えてくるのだが)、その体験を記そうと思い、こうして書いている。 極音と称される音響システムの中で観た作品。それは、 『涼宮ハルヒの消失』 同年代のオタクなら誰でも知っている涼宮ハルヒシリーズの劇場版。 原作の中でも傑作として名高く、TVアニメシリーズでは(おそらく)そのシリア

          令和になって映画館で『涼宮ハルヒの消失(ジムノペティ)』を観たオタク