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本は熱いうちに読み散らかし遊ばせ
時折やってくる読書熱が書店に行くたびに発動され、目についた本をおそらくは読みつくすことができないことはわかっていながらも買ってしまう。
最近買った本。
脈絡なく、興味のベクトルが赴いたままではあるけれど、今の自分のテンションやアンテナにご縁があり、読んでいる。
読めれば読めるし、読めなければ読めない。
「読む」とは、なんだろうか。
幼いころからたくさん読み続けてきたけれど、「読んで」どうなるのか。
答えは無いので問うだけだけれど、だからこそ読んで読んで読み散らかして、なんとなく読む前とは違った場所にたどり着いたような気がして、違った場所に着いたら着いたで、また新たな本を読みたくなっている。
きっとそんな繰り返しで今に至っているだろうし、これからもそうだろう。
「好きなことは何ですか」と問われれば、「読み散らかすことです」と答えるだろう。
整頓したい願いと散らかしたい自然は絶えず混在している。
行ったり来たりで整わない。
整えば散らかすし、散らかせば整いたくなる。
「よりよくなりたい」という思いとは別のレイヤーで、そのあたりは語られるにしかるべしに思われる。
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