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空に向かってピース

毎朝習慣で散歩をする。20~30分程度、近所のだいたい決まったコースを歩く(その際に、聞く人ラジオとして聞いてきた話をイヤホンで聞きながら、編集箇所を確認したりする)。

先日のこと。その日は秋の晴れた空が気持ちのよい朝だった。散歩コース後半に階段を上がって神社の境内に入ると、数メートル前を歩いていた女性、秋に似合った長いコート姿で帽子とマスクを着けていた女性が、境内の広い場所に入った際に立ち止まり、青空に向かって左手でピースサインをつくり、右手に持ったスマホで(おそらく)ピースの写真を撮った、のを目撃した。

青空バックに空に向かってピースする。なんだかそれだけで、今日という一日が素晴らしい一日になりそうな予感がした。あるいは「今日という一日が、良い一日になりますように」と、「祈り」や「誓い」にも似たことに感じられた。

些細なことだけれど、ちょっとした心の持ちようだけで日々は変わる。日々は淡々と過ぎていくが、その日いちにちは毎日違う。その時々の心の持ちようを「空に向かってピース」な心地でいられるようにいたい。

そのすぐあとに、神社での柏手「パンパン」と二度手を打ち鳴らす心地は、いつになくすがすがしいものだった。

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