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従業員の意識を知る

会社であろうが役所であろうが、
そこで働く従業員の状態を知ることは大切なこと。

従業員一人ひとりの働くことへの意識や気持ちを知ることは
経営者にとってだけではなく、
従業員自身が「今、会社を、仕事をどう考えているか」知る機会にもなる。

会社や仕事、上司や同僚・部下に対する「従業員の意識」
それがエンゲージメント

すべての業務遂行の状態を数値化できればいいけど、
意識の面は他者が勝手な基準で捉えるのが通常です。

できるだけ従業員の意識や考えを知るために
面談や1on1などコミュニケーションの機会はありますが、
それでも相手の答え(言葉)から真実を掴むのは難しいものです。

多くの職場で導入されているのが
従業員サーベイです

従業員一人ひとりの<働く意識>を
1.会社の理念(クレド)周知、またその共感性
2.組織内コミュニケーションへの満足度
3.キャリア形成の風土

の3つの観点から計るのがサーベイの目的だと考えています。

それぞれについて。

1.会社の理念(クレド)周知、またその共感性
勤務する会社の理念(クレド)にのっとった
・業務の進め方なのか
・サービスや製品なのか
・顧客対応なのか
といったことに対する<意識>や<共感の度合い>を知るためのものでです。

2.組織内コミュニケーションへの満足度
経営者・幹部、上司・同僚・部下の間のコミュニケーションに
心理的安全性が担保されているか。
また、会社の方針や現在の状態についての情報に
透明性が担保されているかを知るためのものです。

3.キャリア形成の風土
従業員一人ひとりのキャリア形成のための諸制度への満足度を知るためのものです。

この3つの項目について
従業員の「今」を知ることで、
会社として組織として何をどのように進めていくべきなのかが見えてきますよね。

また年間で四半期ごとなど定期的なサーベイ実施で
従業員の意識の変化を把握することもできます。

今は対面ではなくオンライン(しかもクラウド)で実施できるサーベイもありますから、
回答する側の不安や正直に答えることへの躊躇もずいぶん減っています。

もちろん、
人事部や経営企画部といった部署では個々の回答内容は把握しますけどね。

マーケティングも営業手法も
「従業員の今の意識を知る」ことから生まれるべきものかと思います。

経営者や幹部の権威だけで動く時代は
もうすでに終わっています。

伸びている会社ほど、
従業員の意識を正確に把握しようとしています。

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