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読書感想文を書きたくないが書かないといけない中学生のみなさんに読んでほしい記事

この記事は、読書感想文を書きたくもないのだけど、宿題だから書かないといけない、そんな中学生のために書いた記事です。

本を読むのがイヤだと思います。だってYouTubeの方がいいし。何を読んだらいいのかわからないし。とはいえ書かないといけない。そんなときは短いのを読みましょう。表紙がかわいいとか、かっこいいとか、そんなのでいいです。

ぼくは教科書に載っている「走れメロス」で読書感想文を書いたことがあります。(興味があれば読んでみてください)

今回は「走れメロス」を題材にして、「読書感想文の書き方」をお伝えしようと思います。ぼくのやり方が絶対に正しいというわけではないので、気に入らなかったら自分なりに書いてみてください。

手順

①はじめからおわりまで読み通す
②読んでいる間に、「カッコいい」「不思議だ」「これはおかしい」と思ったことが書いてあるページに付せんを貼る(いくつでもいいです)
③「カッコいい」「不思議だ」「これはおかしい」と思って付せんを貼った中で一番モヤモヤする部分を選ぶ
④モヤモヤしたことについて、「自分だったらどうする」「自分だったらどう思う」のどちらかについて書きやすい方を選ぶ
⑤書きやすいと思ったことについて、「なぜ自分ならそうする/そう思う」のか、「理由」を裏紙にメモする
⑥⑤で書いた理由につながる「身近な例」を出してみる
⑦「身近な例」と③で出した「モヤモヤ」をくっつける
⑧おわり

具体的に書いていきましょう。

①:がんばってよみましょう

②・③:ぼくは、物語の最後にメロスが「緋のマント」を女の子からもらった部分が一番モヤモヤしました(ここは感覚で大丈夫です)。

④:ぼくがメロスだったら、緋のマントをもらったら、なんだか英雄になった気になるでしょう(だって、大体ヒーローは赤いマントを着ています。アンパンマンとか)。でも、小さな子どもからもらったらちょっと恥ずかしい気がしますね。裸で走っていたみたいですし。

⑤:英雄になったと思うのには理由があって、裸の状態からマントをはおるところだと思うんです。なにもないところから何かすごいものを手に入れた気がしますよね。

⑥:ぼく自身に置き換えてみると、絵がヘタクソなのに中学校で美術部に入って、それでもなぜか地下鉄マナーコンクールで賞をもらったことがあります。絵がヘタクソでも、それなりに練習したらできるものなんですね。

⑦:ぼくが下手でも絵で賞をとれたのは、そのときの自分なりに努力したからだと思います。そして、何も才能や技術がないようなところから、自分なりに何かを達成すると、自分は英雄になれるのだと思います(もちろん「自分なりに」ですけど)。だから、ぼくは「緋のマント」をもらったメロスに「モヤモヤ」した共感を感じたのでしょう。

⑧:おわり

…と、こんな感じで書いていくと、形になると思います。参考になるかわかりませんが、最後まで読んでくれた中学生のみなさん、グッドラック!

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