見出し画像

【覚え書き②】

なぜかは分からないのですが、最近ツイッターでよくバズります。
数千いいねくらいは割と頻繁に行くし、「万バズ」も定期的にします。

どんなツイートでバズるのかというと、絵の分析がほとんどです。
これがその例ですが、こんな感じで絵の分析をするとなぜかバズります。不思議。

そうしたバズりを見ていると、自分の「絵画の形式分析」って世の中に一定の需要があるんだなぁと感じます。
きっと「あ、こんな見方があったのか!」ってなってるのだと思います。

で、そうした自分の観点や分析に一定の需要があると分かってきたことで、それを通じて美術や絵画の面白さをいろいろな人に伝えていきたいという気持ちがより強くなりました。博士号を取った者として「アウトリーチ活動」は使命だと思っていたので、そのモチベーションが上がるなという感じです。

自分の中で「アウトリーチ活動」は3つのかたちを取っています。
「大学での授業」、「絵画教室での授業」、「SNS」です。

「大学での授業」は現在担当させていただいている埼玉大学での授業のことです。
これは、コメントシートの学生の文章から手応えを感じつつあります。授業で話したことをちゃんと理解した上でリアクションしてくれてるんだなぁというのが分かるコメントが多くて嬉しいです。内容は美学の概説なのですが、美学の教科書的な話の後に、絵画の話をしています。
ちなみに、授業は後期なので、いまはお休み中です。昨年のものをブラッシュアップして臨みたいと思っています。

「絵画教室での授業」は2月頃からはじめたルカノーズという教室でのバイトになります。
今は週3で働いています。先輩方がみんな良い方で、新人の働きやすい環境を積極的に作ろうとしてくださっているのが感じられて、本当にありがたいなと思っています。なんというか、自分は「絵の分析」と「おしゃべり」が趣味みたいなところがあるので、そうした二つの趣味を同時にできて、かつそれでお金をもらえるなんて、なんて天職なんだ!という感じです。
あと、週3で出勤していると、それに合わせて生活リズムも整うので、良いことばかりです。博士課程を出てから一年ほど経って、ちょっと生活も落ち着いてきたのでバイトでもするかと思い立って求人を探して即採用という感じだったので(なんかたまたま助手時代の学生が働いていて、それで自分を推してくださったらしい。人とのご縁は色々なところにあるものですね)、一発でこうした職場と巡り会えて運が良かったなぁという感じです。感謝。

「SNS」はツイッターとかで絵の分析をカジュアルにしていくみたいな感じのことです。
自分は「頭の中に言葉が溢れてくるタイプ」(単なる自認で本当にそんなタイプがいるのかは分かりませんが…)なので、それをどんどん出していきたいという感覚があります。なので割と頻繁にツイッターに思いついたことをつぶやいているのですが、それの中に「絵の分析」もあるという感じです。それはこれまで絵のことについてあまり考えたことのなかった人に対して「絵のおもしろさ」を伝える側面があると思うので、いちおう自分の中では「アウトリーチ活動」に位置付けています。

とりあえずこれらの三つを通じて「アウトリーチ活動」を自分なりにしているつもりです(なんか他にいい案があったら教えてください)。
あとは、少しずつ雑誌やWeb媒体に記事を書いてみたいなぁ、みたいなことをぼんやり思っています。自分は「画家的なまなざしによる絵画の形式分析」を「比較的平明な言葉で表現することができる」という存在だと思っていて、実はこういうタイプの人ってあまりいない気がしています。この意図せずに辿り着いたブルーオーシャンで、自分の能力を発揮して、美術や絵画のおもしろさを色々な人に伝えていきたいなと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?