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桜散り青葉息吹く頃

 長らく更新が滞っておりました。
 今回はご報告の回。

 結論として、私菊池真琴は再びボクシングに戻りました。

 2月中頃。
 メインスポンサーとしてご契約頂いていたスポンサー様より急遽契約解除の申し入れがあり約2ヶ月間競技活動の全てを中止し新規スポンサー営業に奔走しました。

 私はプロ転向した際の公約の一つに
 「ボクシングで飯を食う。」という事を組み込んでおります。
 理由は
 ・ボクシングを職業として捉えたいから。
 ・ストイックな趣味として捉えたくないから。
 ・ボクシング=不良少年がやる競技。や極貧生活を強いられるという概念をぶち壊したいから。
 ・後世のプロ選手(特にトップアマ上がり)にプロでも食っていけんだぞ。菊池如きでこんだけやれるんだ。君たちならもっとやれるぞ。職業選択の一つとしてカウント出来るんだぞ。
 といった事を体現したいから。
 また、選手自らの足で競技環境を整える為に営業をする事の経験(特に失敗例)を発信する必要性を感じているから。

 等様々な理由があります。

 その為、競技活動の全てを全面ストップしてひたすら手紙を書き続け、アポイントに向かい、とにかく人と会い続けるといった日々を送っておりました。
 もちろん「ここまでに状況を打破出来なければ競技も営業も辞める。」といった期限を設けて。

 その間に宛てた手紙の数は89通。
 手紙やご紹介等を通じ、出会った人の人数は100人を超えます。

 時には厳しい言葉を投げかけられ、帰りの電車内で肩を震わせ涙を垂れ流しながら帰路に着いたり。
 優しい言葉を頂戴し、これまた感極まりご本人の前で膝をついて泣き崩れたり。
 自分では至らない様な知恵を貸して下さる方がいたり。
 アポを取るが難しい資産家のお宅に突然飛び込みでの訪問を試みたり。
 裸の諭吉さん数枚を顔の前でヒラヒラされたり。
 社交の場を提供してくださり「お前の力を見せてみろ!」と言わんばかりのチャンスを頂戴したり…。
 「見てられない。もう早く競技に戻れ。」と私財を投げ打って競技に戻して下さる方がいたり…。

 一晩かけても到底語りきれない様な濃密な2ヶ月を経て今こうして環境を取り戻す運びとなりました。

 2021/4/4に大阪にて開催された。
 ジムの仲間である天海ツナミチャンピオンの世界防衛戦と樽井捺月選手の日本タイトル初挑戦の直前のこと。
 以下動画でその時の気持ちを吐露しております。
https://youtu.be/YmmyZJoHp50

 大切なのはこれから。
 「競技に戻れたわっしょいわっしょい!」ではなく、私には今回経験した沢山の営業話をまた再び文章にして発信する義務があるのかな…。と個人的に考えております。

 以前発信した「アマチュアボクシングスポンサー獲得事例」は全6話。
 累計約10,000viewもの閲覧を頂いております。
 名前も知らないどこかの誰かがこの様な情報を欲してるのではないか勝手に思い込んでます。

 ただし、今回は内容も時々の心理も含めて個人的に踏み込んだものにしたいと思っております。
 その為前回の様に無料公開には出来ないと考えておりますのでご了承ください。

 今回経験し、また今後も経験を重ねていく営業の話。
 そしてプロボクサー菊池真琴の身に起こる話。

 基本的には今後はこの2本ラインになってくるかと思いますので、究極に暇な方のみお付き合いください。

 この2ヶ月間。
 俯き、足もとばかり見つめていたからか。桜が咲いててもちっとも目に入らなかった…。
 走り始めた日。桜は散り青葉が芽吹き始めてて。
 それまで見向きもしなかった散った後の桜の木を、初めて美しいと感じる事が出来ました。



 では!
 今回は以上。

 これから改めてよろしくお願い申し上げます!!


菊池真琴











 
 





 







 

 

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