断捨離に飽きて下着を奮発する

ここ３年ばかり、度重なる転職と引っ越しで、ずいぶんと所有物を手放してきた。
モノが多いと荷造りが大変なんだ。
「かわいい～！」みたいなテンションで買った小物や置物や、思い出のあれやこれや、一切合切処分してきた。

そんな感じで行きついた、今住んでいるこのアパート。
この４月から働いている職場はありがたいことに働きやすくて、当面は今の住まいから引っ越す予定はないのだけれど、断捨離ぐせがついたのか、たいへん物がすくない。
お皿が割れても、新しいものを買い足さない。皿はまだあるから。
仕事着は、在りものにユニクロを足せばイケる。
ハンカチは、いただきものをフル活用しよう。

そんな感じで物を新調していないところに、このコロナでどこにも行けない鬱憤がかけ合わさったのか、
唐突に散財したくなった。
なにか！なにかに金を使いたい！

だがしかし、小心者なので金をドブに捨てる勇気はない。
飲食にお金を使うのは通常すぎる、
ということは服飾か？
でも普段の外見はユニクロをフル活用しているし、たとえドレスを買っても着ていくところがない。

そうだ、下着だ。美しい下着を買おう。

洋服を変えたらいちいち言及されてめんどくさいことがあるけれど、
美しい下着は自分のテンションが上がるだけで、外見は相変わらずユニクロだからめんどくさくない。よっしゃよっしゃ。

仕事からの帰り道、駅前の西武に寄って、しっかり接客してもらい試着もして、美しい下着を購入した。
設えがしっかりしていて、さすが高いだけのことはある。
これは私のテンションも上がろうというものだ。

いい買物をした。