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仕事で文章を書いた

ここで日記を書くのは楽しくて、よい息抜きになっているのだが、気づけば前回の記事は1か月も前だった。
なぜ間が空いたか、その理由は明らかで、仕事で文章を書いていたからだ。

我が社は地銀系のシンクタンクで、年4回機関誌を発行している。
この7月に発行する2020年夏号に、2本記事を書けと指令を受けた。
1本は県内の企業経営者へのインタビュー記事、もう1本は誌面の表紙に出る特集記事だ。

…特集って、毎号ちゃんとした人(役職が高い人・実績がある人の意)が書いてますよね…?
あたくし、この4月に入った中途採用なんですけど。
っていうか「Society5.0とスマートシティをテーマに書け」って言われましても、え?なにそれおいしいの?

インタビュー記事は楽しく、テッテケテーぐらいの勢いで書いた。
言葉遣いが若干軽いかな、もっと重みをもたせたほうがいいかしらと思いながら上司と先輩に下書きを見てもらった。そうしたらアドバイスはあったけどNGは出なかったので、文体はそのままでいった。
すると今日、「更なる上司が読んで『文章うまいね~』とほめてましたよ」と他部署の先輩からコメントをもらって、うれしくてそのコメントを何度も読んでしまった。ありがたいことでございます。

で、問題は特集記事だ。
そもそも「そさえてぃーごーてんぜろ」の意味が分からないし、その文脈で我が社が昨年度実施した事業を紹介しろと仰せられましても、あたくし昨年度の事業を存じ上げませんでね。
3週間ほど勉強したが、4ページ書かなきゃいけないところを他の本からの引用だけの1.5ページで力尽き、
「無理です!ヘルプ!何卒お救いください!なにとぞーー!」
と周囲に救済を求め、昨年度の事業を担当した方との共著にしてもらった。

そこからは速かった。
わかってる人(事業担当者)が書いたことを、わかってない人(私)がド素人向けに書き直すという見事なコラボレーション。
理系と文系の相乗効果。ありがたいことでございます。

というわけで、最近は文章を書きたい欲が満たされていたのだ。
自分にそんな欲があったのか、とか、自分が書いたものをほめられるとうれしいものだな、とか、改めて発見することになった。

私の記名記事が2本も乗る機関誌、出来上がったら名刺代わりに配りたいところなのだが、実は1冊1000円もするので、ご所望の方には写メでもお送りしたいと思っている。

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