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フリーランス薬剤師として働いてみて

いつもご覧いただきありがとうございます。

私は、薬局とフリーランス薬剤師のマッチングサービスSUPPOND(サポンド)を運営しつつ、フリーランス薬剤師としても働いております。

これまでの経験や日々感じた事をnoteに綴っていこうと思います。

今回は、私自身がフリーランス薬剤師として働いて感じている事についてお話しようと思います。

先日、ある薬局に1週間だけ来てほしいと依頼がありました。その薬局は常勤薬剤師1名とパート薬剤師2名で外来は1日20枚程度ではありますが、月に約150名の在宅患者を受付けています。

パート薬剤師は2名とも扶養の範囲内で勤務しているため、年間で勤務出来る時間が限られています。
どうやら、11月が想定以上に忙しかったようで、12月分の勤務時間を前倒しで使ってしまったために、12月に勤務出来る日が少なくなったとの事。

そのため、今回はその不足分を補う事と、管理薬剤師の溜まっている薬歴、報告書の作成時間を確保する事を目的として依頼がありました。

自分の役割を考える

会社員として勤務する場合も、フリーランスとして勤務する場合もその会社において、またはその店舗において、必ず役割があります。

フリーランスとして勤務する場合は、やはり即戦力として店舗の業務を円滑に回すことが大切です。

今回の案件の場合、店舗業務はもちろんですが、管理薬剤師の薬歴、報告書の作成時間を確保する事も大事な任務でした。

時間を管理する

私はありがたい事に前職で在宅専門の薬局にも勤務していた事もあり、一包化調剤や粉砕調剤、薬歴・報告書作成など1件当たりどれくらい時間が掛かるのか把握しています。

もちろん、薬局によって分包機や薬歴のメーカー、設備は違うので、やりながらどれくらい掛かるのかを修正する必要はありますが。

外来平均の件数や在宅の処方が当日どれくらい来るのか、何件くらい処理する必要があるのかを聞きました。
その薬局では、ピッキング・分包と監査は別の人が行うという方針のため、私は外来の監査、投薬をしつつ在宅の分包調剤をする事にしました。

やる事がなくてすみません

私がフリーランスとして働く中で一番嬉しい言葉です。
やる事が無くなったら、薬局の職員さん(薬剤師、非薬剤師問わず)から良い意味で仕事を奪っていく。
その上で、これを言ってもらえたら一番の褒め言葉だと勝手に決めています。

今回の薬局では、1週間の依頼をいただいたものの、3日間で施設の調剤は全て終わり、管理薬剤師の薬歴・報告書も完了。
他にも色々とお手伝いをして、「やる事がなくてすみません」と言っていただけました。
管理薬剤師の方もなかなかお休みを取れていなかったようなので、社長の了承のもと午後から帰っていただく日もありました。


「これまでも業務が滞るような事があったなら、例えば2週間に1回ご依頼をいただくのはいかがでしょう?」

私は提案をしました。採用されるかはわかりませんが、私は最小限のコストで最大限の効果を発揮できるような仕事を意識しています。

時間当たりの単価は少々高いかもしれませんが、それに見合った仕事をすれば実はトータルコストを抑えられます。

薬局によって経営課題は違いますが、フリーランス薬剤師との連携という手段で多くの課題を解決出来ると考えています。

私は、薬局とフリーランス薬剤師がお互いにWin-Winな関係を構築する事で、採用の繋ぎだけでなく、薬局のメンバーとしての役割をもち、長期間に渡って連携できると確信しています。



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