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会員さんのフリーランス薬剤師体験談

いつもご覧いただきありがとうございます。

私は、薬局とフリーランス薬剤師のマッチングサービスSUPPOND(サポンド)を運営しつつ、フリーランス薬剤師としても働いております。

今回は、フリーランス薬剤師として仕事をした会員さんの体験談の紹介です。会員さんがフリーランス薬剤師になった経緯や実際に薬局業務を行っての感想を伺いました。

経歴

今回お話を伺った会員さんは、薬剤師になって5年目の方です。

新卒で調剤薬局に正社員として入社した後、派遣社員やパートと雇用形態を変えながら複数の薬局を経験したことのある方でした。

フリーランス薬剤師として現場に入るのは初めてで、薬局との契約や現場に出るまでの流れなどはSUPPONDでサポートしながら進めていきました。

フリーランス薬剤師になったきっかけ

正社員や派遣社員、パートと複数の雇用形態を経験した会員さんが、最終的にフリーランス薬剤師を選んだ理由について伺いました。大きな理由は以下の2点とのことです。

  • 薬剤師の仕事は好きだったが、休みや働く場所が固定されていることに不満があった

  • 自分のスキルを生かしながら、仕事と趣味の旅が両方楽しめる環境を実現したかった

1つの薬局と雇用契約を結ぶと、勤務地に合わせて住む場所も固定されます。

休日も基本的には薬局の休業日に合わせる必要があり、長期休暇を取るには他のスタッフと事前に予定を調整する必要が出てきます。

旅を趣味とする会員さんにとって、勤務地や休日が固定されている状況は自分がやりたいライフスタイルと離れていたとのことでした。

フリーランス薬剤師であれば、自分の予定を基準に現場へ入る日を決められます。薬剤師が勤務を希望する日と、薬局が薬剤師を必要としている日をマッチさせてから契約するためです。

またフリーランス薬剤師であれば、旅先で単発のお仕事を引き受けることもできます。

1つの薬局と雇用契約を結ぶことによるデメリットを解決した上で好きな現場の仕事を続けられることが、会員さんにとってフリーランス薬剤師を選ぶ決め手になったそうです。

仕事を始めるまでの不安や疑問と対処法

複数店舗での経験はあったものの、フリーランス薬剤師として現場に入るのは初めてだった会員さん。仕事を始める前に感じていた不安や対処法について伺いました。

主に感じていたのは、「初めての現場にいきなり入ってうまく立ち回れるのか?」ということだそうです。

慣れている店舗であれば勝手がわかっているものの、物の配置や薬歴の使い方などが不慣れな店舗での業務は少なからず不安になることでしょう。

会員さんは、普段常駐している薬剤師とこまめに連絡を取ることで疑問や不安を1つ1つ解消したとのことでした。

業務の流れや残業の有無など業務に関わることはもちろんのこと、交通費の請求や宿泊先の確保など現地滞在する上で気になったことも相談していたそうです。

小さな疑問も残さず解決した上で、初日は少し早めに出勤して申し送りの時間を作っていただいたとのこと。

薬歴の使い方や疑義照会時の注意点など、普段働いている人にしかわからない薬局の特徴については当日の朝に電話で指示を受けたようでした。

出発前に気になったことは遠慮せず素直に質問することが、不安を最小限にして当日を迎えるポイントですね。

薬局の概要と業務内容

会員さんがヘルプとして入った薬局は、眼科の門前にある薬局です。当日は薬剤師1名と調剤事務1〜2名の体制だったとのことでした。

外部からの患者さんはほとんどおらず、大半が眼科からの処方箋でした。

調剤業務はほとんどが目薬のピッキングで、調剤事務の方が入力からピッキングまでを担当していたそう。薬剤師は鑑査と投薬がメインの業務だったとのことでした。

業務中に心がけたこと

初めての店舗に入る上で、会員さんが何を心がけていたのかについて伺いました。意識した点は以下の2点だそうです。

  • 薬局を円滑に運営すること

  • 定期的にフィードバックをもらうこと

初めて入る店舗では、円滑に運営することを普段以上に心がけたとのことでした。

調剤事務の方とできるだけコミュニケーションをとりながら、自分が担当になっている業務以外のことでも臨機応変に対応できるよう意識していたそうです。

また休憩時間や業務終了後に、普段の業務と比較してやりにくい部分はなかったかのフィードバックをもらっていたとのこと。

いつも入っているスタッフの方と細やかに連携することがポイントのようです。

フリーランス薬剤師を目指す方に伝えたいこと

最後に、フリーランス薬剤師として初めて現場に入った感想と、これからフリーランス薬剤師を目指す方へのメッセージをいただきました。

「初めて入る薬局で即戦力として役に立てるか不安もありましたが、最終的には『また来てほしい』と言ってもらえて安心しました。

今回お手伝いさせてもらった店舗のように、慢性的な人手不足に悩む薬局は少なくないと思います。

今後フリーランス薬剤師の認知度が上がれば、薬局からの需要は高まるのではないかと感じています。

フリーランス薬剤師が気になっている方の中には、旅好きの方も多いのではないでしょうか。

私は実際にやってみて、旅と仕事が一体化したライフスタイルを送りたい方にはぴったりの働き方だと感じました。

契約前から業務中、業務終了後も良好な関係を続けるために、薬局スタッフの方や患者さん一人ひとりと誠実に向き合いながら仕事を進めていきましょう」

終わりに

実際に仕事した方のお話を伺うと、フリーランス薬剤師の働き方がより鮮明にイメージしやすくなりますね。

ただ実際にフリーランス薬剤師として自分が仕事をするとなると、不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。

フリーランス薬剤師としての仕事獲得や薬局への提案に不安がある方は、フリーランス薬剤師を対象としたエージェントに登録するのがおすすめです。

SUPPONDでも、マッチングから契約、業務後まで薬局とスムーズなやり取りができるようサポートしています。

いきなり仕事をすることに不安がある方は、実際に現場で働いているフリーランス薬剤師の会員さんとお話しする機会をセッティングすることも可能です。

フリーランス薬剤師に少しでも興味がある方は、ぜひSUPPONDを活用してみてください。

また下記の記事では、この薬剤師さんのように旅をしながら現場で働きたい方向けに、住まいのサブスクをはじめとするおすすめのサービスを紹介しています。気になる方はあわせてチェックしてみてください。

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