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料理と研究は作業工程をそろえて、同時にやる

コミュニティ食堂を7年やっていると、いろんな話を聞きます。
特に印象的だったのは、お料理が苦手なお母さんの話です。

大体こんな感じの内容だと記憶しています。
①ご飯を作るのに、時間がかかってしまう
②どうしたらもう少し手早く作ることができるのかわからない
③いつも同じ味付けで飽きる
④(自分で作る料理が)美味しいか美味しくないの判断ができない
など

今回は、①と②の対処方法を
お料理苦手なお母さんを借りに、Aさんとして、私なりに解説したいと思います。

ある日、Aさんからこのような申し出がありました
Aさん「一度一緒にご飯を作って欲しいんです」
きくあつ「そしたら、今度一緒に金曜日のコミュニティ食堂の準備をしましょう!」

ということで、とある金曜日に一緒にご飯を作りました。
やった順番と内容は下記のような感じです
①季節の野菜、頂き物、見切り品救済などの材料を眺める。
②どの材料で、何をつくるかを決める
③全ての野菜を切る
④肉を切る
⑤冷たくして食べるものから順に作る(例:サラダなど)

①②の工程で、いただいたコメント
○○を作るために、材料を購入していたので、材料から献立を考えるということはしたことない

③④ の工程で、いただいたコメント
作る料理ごとに、材料を切るわけではないのですか!!

などなど、その人にとっては
同じような献立を作るにしても、工程が異なり
とても学びがあった様子でした。

私はずっとやっていることなので、そ〜なんだ!とコメントを聞いて
初めて気づいたことばかりでしたが、
ご飯を作るという、行為一つとっても、
人によって、段取りやプロセスなどは、お互いに学ぶところがありそうだと感じました。

そして、これは研究でも同じことが言えると私は考えます。
限られた時間の中で、調査研究をするためには、
同じ工程は、なるべく揃えて、同時にやるのがおすすめです。

たとえば、統計データの調査
・人口動向、統計
・就労構造
・〇〇白書
・関連した論文
などの統計データなどを調べるとき
それぞれを同時に、検索し、データを保存すると
抜け漏れなく、検索時間も最低限ですみます。

しかし、各項目を別のタイミングで、調べ始めると、
意外と時間のロスが、あるように私は感じます。

なので、料理の段取りと同様に、
工程を揃えて段取りをすると、比較的スムーズに研究は進むのではないかと考えるのです。

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