見出し画像

ばってん少女隊に見る、アイドルから元気をもらえると言うこと。


アイドルには、全く無知である。男女、グループを問わず、これまで「深く知りたい!」という興味も縁もなかった。もちろん「推し」もいない。

そんな私が、アイドルである彼女たちを見て、心からやる気と元気をもらえるなんて。こんな気持ちになるなんて。

福岡県民の憩いの場所、キャナルシティ博多。久しぶりに買い物でも、と出かけたこの場所で、わたしは初めて生でアイドルを見ると言う経験をした。

キャナルシティは、巨大なショッピングモールで、屋根のない広場を半円形で囲むような作りになっている。

その広場でアイドルグループがミニライブをしていた。衣装や歌っている曲から、彼女らが「ばってん少女隊」と言う、九州発のアイドルグループであることを知った。

全くの偶然、通りがかりだった。男性の野太い声援も、一緒に踊っている女性の姿も、みんな楽しそうで、私はその姿に圧倒された。

スターダストプロモーション福岡営業所に所属し、九州地方を拠点に活動する。グループ名の「ばってん」は、主に九州地方で使われる方言で「~だが、しかし」という意味。九州、そして全国を盛り上げて元気にできるグループを目指す思いが込められている。2016年6月から宗像市観光大使を務めるなど、地域に根ざした活動にも力を入れている

ばってん少女隊についてウィキペディアより

ただ、その時は「ああ、アイドルのライブやってる。みんな楽しそう。あんな風に「推し」を全力で応援できる人ってすごいね。」と、むしろばってん少女隊より、それを見ている人たちの熱さに圧倒されていた。

私が通りかかったのはライブも終盤。観客の熱気も最高潮の頃だった。しばらく買い物をし、戻ってくるとライブは終了していたようだった。時刻は2時ごろ。ばってん少女隊のメンバーは隣接しているテントの中のようだ。周りにはまだたくさんの人だかり。興奮冷めやらぬと言う感じだろうか。

そこから2時間ほど、彼女達のファンサービスとその姿勢に感動し、見ているうちにとても力をもらった。ライブではなく、その後の行動で感動するなんて。どんなところが凄かったのか3つのことをここに記しておきたいと思う。

◆メンバーは6人。最初は全体に長い列も、次第に撮影が終わってすぐテントに戻る人と、最後まで列が途切れず撮影が続くメンバーの差ができていた。それでも、どのメンバーもそれぞれ笑顔で最後の1人まで手を抜かずきっちりと対応し、テントに戻る直前までファンに手を振り続けていた

→①他の人と比べられても気にしないメンタルと、その時の全力を出す
仕事をしていると、どうしても成績や同僚との比較に一喜一憂することが多い。でも、彼女らの一人一人のファンに全力を尽くす姿にとても勇気をもらった。動じない心、安定したメンタルは大切だと気付かされた。

◆もちろん、コアなファンや熱烈な追っかけのようなファンも多いだろう。それでも、初めて来て初めて会話する人も多いはずだ。そもそも大勢の観衆の前で歌い踊るアイドル。その後に行われる写真撮影は体力も使うし、笑顔も引き攣ることはないのだろうか。さすが、アイドル。その底力を見た。

→②初対面の人とでも会話できるコミュ力の高さ
見られている自分をきちんと分析し、輝けるように演出している。仕事でも、その時々に初めましてのお客様の前でプレゼンをしたり、トークをしなければならないことも多い。なかなか最初は打ち解けられないものだが、彼女らの初めて会う人とでも、まるでずっと友達だったかのように接する態度や、垣根の低さにコミュ力を磨かなければと思わされた。

◆あの日の博多は気温6℃ほど。キャナルシティは、開放感のある作りのため、吹き荒ぶ風が強い日は寒さが身に染みる作りとなっている。そんな中でもパフォーマンスが終わった後の汗もかいているいるだろう彼女達が、寒そうな素ぶりを微塵も見せず、ベンチコートを上にはおり、2時間ほど笑顔でファンサービスを続けた。

③何事もやはり体力勝負。
この言葉に尽きる。健康でエネルギーに溢れる若さに、皆惹きつけられるのだろう。きちんと食べて寝て体を動かして。そんな当たり前のことを「しっかりやらなくちゃ」と思わせてくれた。

アイドルってやっぱりすごい!
とてつもなく元気をもらえた体験でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?